フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

木の中から蜂が出てきた

2012-04-10 | ガーデニング

今朝もよく晴れている。少し風があるのか、木々の梢が揺れている。外気温マイナス1度、室温14度、湿度18%。

それほど寒くないが、半ば習慣化しているので、まずは薪ストーブを焚こう。コーヒーをすすりながら、アルビノーニフルートソナタを聴く。第8番のアレグロがいい。

午前中は、フルート練習をしておこう。いつも通り基礎練習をした後、アルテ23課のトリルの練習曲をやる。
次は24課のターンの練習だ。色んなターンのパターンと運指を身体に覚えさせねばならない。これがなかなか厄介だ。その後、「アルルの女 メヌエット」を久しぶりに吹いてみると、これが全く駄目になっていた。やはりこの曲は、常に吹き続けなければならない。

午後からは、庭作業だ。春本番の様な陽気なので、今までと同じように着こんでいるのが暑い感じだ。最初にナスタチウムの種2袋を播いておこう。暖かい昼は戸外に置き、夜は室内で発芽を待つことにする。

その後、昨日できなかった、南側、「クラブアップルとブルーベリーのエリア」に生えていく、背の高いヤマザクラを伐採する。ソフトランディングを心がける。これが、上手く行った。

倒れた側には、ブルーベリーの小さな苗が育っていて、この苗にあたってしまったら、ひとたまりもなかったであろう。


次は、道側に生えている、形の悪いコナラを伐採する。これも、狙っていた通り、「せせらぎ」と道に沿って倒れてくれた。

玉切りすると、幹の芯に穴があいていて、

そこから無数の蜂がウジャウジャ出てきたのには驚いた。まだ春が浅いので蜂も飛ぶことができず、突然のことにさぞや驚いたことであろう。(黒と黄色の縞模様だが、写真ではわかりにくい)

最後に、玉切りした丸太を、薪置き場に一輪車で運び上げる作業を5往復ほどした。

見渡すと、付近の畑に人の姿は全くなかった。夕方の5時近くになってきたので作業を終了する。今日も、誰にも会わない一日だった。


人みな花に酔うときも

2012-04-08 | ガーデニング

今朝は、文句なしに空が晴れ上がっている。朝早くは、八ヶ岳の峰が茜色に染まっていた。外気温マイナス10度、室温10度、湿度13%。冷え込みは厳しい。

朝食後散歩に出る。正面の南ア甲斐駒ケ岳が、くっきりと美しい。

振りかえると、八ヶ岳も青空を背景に堂々たる面構えだ。

畑を流れている小川の氷も融けてきて、まさに「水ぬるむ」と言う感じだ。

午前中はフルート練習をして終わる。昼食後は、早速庭に出る。これだけのお天気なら、都会ではさぞや花見を楽しんでいるであろう。私は「人みな花に酔うときも、残雪恋し山に入り…」(坊がつる賛歌)と言った感じ。昨日の続きの樹木の伐採をやろう。

最初は、太いコナラをやろう。ソフトランディングするように、最後のところを丁寧にチェーンソーを充てる。ゆっくり倒れ出し、途中で止まってしまった。そこで、もう一度チェーンソーを入れると、少し入りすぎてしまい、最後までのソフトランディングはできなかった。

続いて、ヤマザクラなど4本の樹木を伐採した。それが終わると、午後4時30分を回っていた。付近の畑をみても、全く誰もいない。今日も、たっぷり庭作業をやったので、心地よい疲労感を感じて部屋に戻った。


ブルーベリーとクラブアップルの庭を目指して

2012-04-07 | ガーデニング

今日も朝の冷え込みが厳しい。外気温マイナス5度、庭は霜が降りている。室温11度、湿度15%。少し風があるが、青空が広がってきた。南アルプスは裾野しか見えない、八ヶ岳は雲の中だ。

朝の寒いうちは、室内でフルート練習をしておく。基礎練習をアルテ23課~24課をやると、ほとんど昼になった。

昼からはいい天気で暖かくなってきたので、庭作業をやろう。まずは、チェーンソーの目立てと、混合燃料を作る。
ところが、燃料用のガソリンが、1Lしか残っていなかったので、作業があまりできない。

南側の庭は、ブルーベリーやクラブアップル、ウメ、ナシなどを植えているが、背の高い樹木が生えているため、日当たりがいまいちで、木々の成長が鈍い。今日は、その南側の樹木を伐採しよう。先ずは、堂々と枝を広げて生えているクリを伐採する。

チェーンソーを最後までアテていたので、ドンといって、倒れてしまった。上手い具合に、サクラの木があるところを外して倒れてくれたのが嬉しい。まともに当たれば、枝の1本や2本は折れてしまったであろう。これは下手な切り方だ。できる限りソフトランディングするように切らなければならない。


2本目はコナラだ。これは注意して切ったので、スローモーションのように倒れていった。丁度、道側の桜の木の枝にソフトランディングした。桜の木には全く被害が無かった。

樹木の伐採は倒してからが大変だ。枝を切り離し、主幹を40センチに玉切りしていく。これが、実に面倒だ。その後、今度は一輪車で、丸太を薪置き場まで運び上げる作業が待っている。これは大変な重労働で、くたくたになる。丸太に座って休憩していると、2匹の甲斐犬を散歩させている、奥さんと女の子が通りかかったので、挨拶する。「薪づくりですか、がんばってるじゃん」と声をかけてくれた。これからも南側の樹木伐採作業を続け、いつの日か、ブルーベリーとクラブアップルが鈴なりになる日を夢見る。

4時過ぎになって陽が傾いてきたので、作業を終了する。腕が重く、お腹はペコペコだ。先ずは、ひと風呂浴びてすっきりする。その後、大好きなボンゴレビアンコを作る。先ずは、パスタを茹で始める。頃合いを見計らって、フライパンでオリーブオイルにニンニクの香り付けをする。軽く、エリンギを炒める。タカノツメ、アサリ、白ワイン、水を入れて蓋をする。全てのアサリが開くとパスタを加え、軽く「煎り酒」とオリーブオイルで味を調えると出来上がりだ。パスタは150グラムでボリューム満点。満足のいく一品が出来上がった。

 


トルストイ「戦争と平和」 上巻 読了

2012-04-06 | 濫読

今朝の空は曇っている。外気温マイナス3度、室温14度、湿度19%

今日から妻が大阪に戻るので、長坂バス停まで送っていく。その後、Jマート、きららで買い物。図書館へ予約しておいた本を取りに行く。ガソリンスタンドでガソリンを満タンにし、灯油を18L、2缶入れると1万円を超えた。ガソリンが値上がりしてきているのを実感する。

午後から、先日の春嵐で倒れてしまった、ウリカエデを処理する。木の根元をみると、腐りかかっていた。それで大風に耐えられなくなって倒れたのであろう。丁度、樹木が重なっているところだったので、上手く自然の力で間引くことができた、ということになる。ウリハダカエデの幹は40センチにカットして薪として使う。森の中を散歩すると、ダンコウバイの蕾が大分ほころんで来た。

そうこうするうちに陽が西の森の中に沈もうとしている。日没は大分遅くなってきて、今日は丁度6時だった。

夕食後は、ポエミのベートーヴェンのピアノソナタ全集をかけながら、トルストイの「戦争と平和」を読む。(中村白葉訳 世界文学全集) 今日でようやく、上巻を読み終えた。

ナポレオンがヨーロッパを席巻しようとしているという国際情勢を背景に、ロシアの貴族の日常生活が綴られる。ボルコンスキー公爵家、ロストフ伯爵家、富裕なピエール、ワシリー公爵とその娘エレン、息子アナトーリ。派手でぜいたくな夜会を初めとした貴族社会の退廃。話は、有名な1805年の「アウステルリッツの三帝会戦」におけるロシア・オーストリアの敗北、アレクサンドル1世に見出された官僚スペランスキーの登場と失脚、ピエールが入会したフリーメイソンの活動などなど。

ロストフ家での、ボルゾイ犬を使った狼狩りの場面が面白かった。恋愛のストーリー展開は、あまりにもあっけなく、なんでこうなるの、といった感じだ。突然のアンドレイ公爵とナターシャの婚約。結婚がアンドレイ公爵の父親の反対で1年の猶予期間が置かれると、その間二人は手紙のやり取りすらしていないのが不思議だ。その間に、遊び人アナトーリに誘惑されるナターシャは、まだ17,8歳とはいえ、子供過ぎる。上巻はこの場面で終わった。

トーマス・マンに影響された辻邦生は、トーマス・マンが「トルストイの退屈に対する不撓な意思」と言ったのを取り上げている。辻邦生は、「『戦争と平和』の描写などは面白さや劇的構成などを無視して、退屈でもなんでも、トルストイはただ書いた、という風に感じた。」と言っているが、まさにその通りだった。はてさて、下巻はどうなるのであろうか。


郵便ポスト作りと人形作り

2012-04-05 | 趣味

空は晴れているが、山のあたりはすっぽり雲で覆われている。外気温マイナス2度、室温13度、湿度19%。今日も庭は霜で真っ白だ。

今日は、3家族の夫婦が、男女に分かれて、物づくりをすることになった。男性は、拙宅で、TMTMさんの教えを受けて郵便ポスト作り、女性はペンション「銀の森」さんの奥さんに教えてもらい人形作りをする。参加したのは、「銀の森」さん、TMTMさん、それに私たちの6名だ。

男性陣のポスト作りは、先ずは、どんなポストを作りたいか、検討する。TMTMさんが手作りポストの現物をわざわざ持ってきてくれた。私はこれでいいと思ったのだが、銀の森さんが持ってきたカナダのポストの写真が、お洒落で、いたく気に入った。TMTMさんには申し訳ないが、デザインはそれで行こうと言うことになった。
先ず、ラフスケッチを描く。続いて、要するに四角い箱を作るのだが、各々の側面の木取りを行う。ここまでで、午前中が過ぎてしまった。女性陣の人形作りも一段落したということなので、昼食にする。

空の雲行きがおかしくなってきたが、屋外での作業を始める。先日作った工作台は、さすがに便利だ。工作台の上で木取りに従って木材に鉛筆で印をつけ、丸鋸でカットしていく。屋根は作りやすいように45度とする。その頃から、雪が降り始めて猛烈に寒くなってきた。

ようやく全ての材料のカットが終わり、続いて、それをビス止めしていく。ポストの箱が出来上がったのが5時30分過ぎだ。やはり、箱として出来上がると実感が出てきた。まだ、郵便物の入り口をどうするか、屋根や、色んな装飾l、色塗り、ポスト立ては、各自でやることになった。雪が激しく降ってきたので、工具を片づけ、作業を終了した。

一方女性陣の方、人形作りの作業が進んでいるようだが、男性陣が部屋に入った時間になってもまだ完成していなかった。男性陣がしばらく休憩していから、銀の森さん宅へ行き合流する。人形4体の内、真ん中の2体が今日作った人形だ。