フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

盛り上がった「武川音楽練習会」

2013-08-13 | フルート

今日は、武川のブルーベルさん宅で、いつもの音楽練習会を行うことになった。ブルーベルさん宅は、「シンプリーガーデン」さんの近くにあるので、そのお隣の「フレンドパーク武川」の駐車場に集合した。今日集まったのは私たち夫婦、TMTMさんご夫婦、ohimajiさんご夫婦の6人だ。

一同そろってブルーベルさん宅へ。部屋の中は、すっかり音楽練習用に整えられていた。8人そろったところで、ブルーベルさんのご主人からご挨拶をいただき、各自自己紹介する。各々の八ヶ岳ライフを始めたいきさつなどを話していただく。現役のブルーベルさんご夫婦は、まだこれからひと頑張りしていただかねばならないが、それ以外は、それぞれ楽しい暮らしを送っているようだ。

一通り話し終わったので、練習を始めることになった。

今回はフルート3本になるので、その練習からやろう。あらかじめ用意した楽譜は「白い恋人たち」「Memory」「母さんの歌」「バッハのメヌエット」、これらはフルート三重奏の楽譜を使ったので、なかなかいい響きだ。「Memory」がいまいちだったが、あとは、1回目としてはまぁまぁの出来だった。


続いて、フルート四重奏楽譜を使って「この広い野原いっぱい」「夜明けのスキャット」をやる。これはギターも参加したので演奏に厚みが加わった。旋律ラインがセカンドパート~サードへ移るのでそれに応じでセカンドとサードが掛け持ちになった。

続いて「レスピーギのシチリアーノ」「サウンドオブミュージック」もやる。「サウンドオブミュージック」は旋律ラインがはっきりしなかったので、まとまりが悪かった。

このあたりで、12時を回ったのでランチタイムにしよう。ランチはカレーラース、ライスは玄米ご飯でもちもちだ。パンも焼いてきてくれた。サラダ、漬物も盛りだくさんだ。

昼食後のひと時、グランドピアノの周りに集まり、ohimajiさんが、早速、ピアノ演奏を聞かせてくれた。食後はキーウィゼリーのデザート。

昼からは、TMTMさんの奥さんのピアノ独奏でショパンの「ノクターン作品9の2」。今回初めてピアノ演奏を聴かせていただいたが、これだけ弾けるなら、今後のピアノソロが楽しみになってくる。

その後は、フルート二重奏とピアノで「パッヘルベルのカノン」「コンドルは飛んでいく」、ピアノとフルートのソロで「愛のあいさつ」(山栗)、「夢のあとに」「ハナミズキ」「風笛」(1999年のNHKドラマ「あすか」主題曲)(ohimaji)
フルートソロで「モーツァルト アンダンテ」「ガボット」(ブルーベル)などの演奏がどんどん続いた。

一渡り演奏を行ったので、休憩だ。大きなスイカを用意していただいたので、みなさん、たっぷりとスイカを味わった。その後はバウムクーヘン、オレンジのゼリーとデザートが盛りだくさんだった。

デザートを分けてもらえないので少しご機嫌斜めのチョロ君

今日は、実に楽しい音楽の集いになったが、またやりましょうと約束して、4時過ぎお開きとなった


初めてのチェロとの二重奏

2013-08-12 | フルート

今日は、チェロをされているHさんにお越しいただいた。フルートの仲間のFさんの紹介で、チェロをされている方がおられますよと教えていただき、ご連絡して、我が家で一緒に合奏しましょということになった。

チェロを部屋に運び入れると、やはり大きな楽器なので、存在感がある。

まずは、自己紹介を兼ねて、「アダージョの森」をご案内した。森の中を歩きながらお話をお伺いすると、Hさんのお住まいは私たちがいつも通っているレインボーライン沿いにあるとのことだ。それに、山登りがお好きで、週に一度は八ヶ岳に上っておられるとか。先週も唐沢鉱泉から天狗岳を往復してきたとのこと、なかなかの健脚である。

部屋に戻って、それでは合奏しましょうか、ということになった。チェロとフルートの二重奏の曲はあまりないので、ヴァイオリンとチェロとの楽譜を使うことにする。まずは、いつも演奏している「G線上のアリア」だ。さすが低音のチェロの響きは迫力がある。いつもと勝手が違うので最初は少し手間取ったが、何度か演奏しているうちにぴったり合ってきた。次は、レスピーギの「シチリアーノ」、四重奏用の楽譜なので、ソプラノとバスのパートを演奏した。

二重奏の後は、チェロの独奏で「タイスの瞑想曲」、映画「おくりびと」の主題歌をきかせていただいた。心に響いてくるチェロの響きが美しい。私は、「精霊の踊り」を演奏した。

Hさんとは、すっかり打ち解けることができて、またご一緒に演奏しましょうとお約束し、お別れした。


ユリの芳香漂うアダージョの森

2013-08-10 | ガーデニング

庭のヤマユリが満開になって、強い香りを漂わせている。

ヤマユリとキキョウ

ヤマユリとヤブカンゾウ

自生していたヤマユリ、球根を植え付けた物などから種が飛んで、庭の色んなところにヤマユリが立ち上がっている。
大きくなったものは2メートル近くになっていて、花の数も7、8輪ほど付けている。

ヤマユリよりも香りがほのかで純白なカサブランカ、キキョウの青とのコントラストが美しい。

ムカゴを付けたオニユリとヤマユリ、ヤロウとオミナエシの黄色

ヤマユリと同じ仲間だが、ヤマユリよりも花が大きく斑点がないサクユリとオミナエシ

 

庭の日陰にはボルドーギクが咲き始めた。ボルドーギクもしばらくの間にかなり増えてきた。

 

南側の「ハーモニーガーデン」のカサブランカも咲き始めた。

森を吹きぬける風がすがすがしいアダージョの森

 


UKI君登場

2013-08-09 | フルート

今日は、元気と好奇心旺盛なUKI君の登場だ。UKI君って誰かなというと、フルートの仲間のFさんのお孫さんだ。Fさんとフルート二重奏の練習をしましょうと約束していたが、たまたま家に来ていたUKI君を連れてこられたのだ。

大好きな車のおもちゃを片手に部屋に入ってくるなり、あちらこちらと動き回り、色んなものを珍しそうに見ている。それが終わると、お腹が減ったのか「モロコシ!」といって、持ってきていただいたトウモロコシ(調理済)をおねだりする。写真を撮るよというと、「パクパク」食べる仕草をするのが、可愛いというか、モデル慣れしているというか、愛きょう満点だ。

それでは練習を始めましょうか、と声をかける。まずはなじんでいる「アメイジンググレース」で音出しをする。次は「G線上のアリア」、これも大分音が合うようになってきた。そばで聞いていたUKI君は少し退屈気味だ。

続いて「亡き王女のためのパヴァーヌ」、これは転調するところが難しくなかなか合わないので、そのフレーズを数回練習した。

最後に「大きな古時計」をやる。これは、後半軽快な流れになるところが、少し合いにくい。遊んでほしいUKI君は、私たちのそばにやってきて、色んなポーズを取るので、おばあさんは大変だ。引き続いて練習しておきますと言うことで、今日の練習を終えることになった。


「あぁ、友よ!何と楽しい日!」

2013-08-08 | フルート

今日の昼からは、清里の森音楽堂のコンサートに出かける。清里小学校出身のテノール歌手、大澤歩土(おおさわ あるど)さんと森田基子(もりた もとこ)さんのピアノの演奏会だ。

主催は「大澤歩土を支援する会」だ。八ヶ岳で多彩に音楽活動をされているUさんなどが世話人になっている。

3時からコンサートが始まった。前半はヘンデルのオラトリオ「サムソン」より「太陽が地平線から 朝焼けの雲に彩られ」、「メサイア」より「我が民を慰めよ、全ての谷は埋め立てられた」、のびのびしたテノールの響きが心地よかった。

ピアノ演奏はドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」「沈める寺」「雨の庭」。ドビュッシーの曲にしては、演奏が少し硬い気がした。

後半は、ドナウディ、レスピーギの歌曲の後、「ドン・ジョヴァンニ」から「恋人を慰めて」、父親を殺されたドンナ・アンナを慰め、復習を誓うオッターヴィオの有名なアリア。私も好きな曲だ。もう少し歌声に力強さが欲しいところだ。

2曲目のドニゼッティのオペラ「連隊の娘」から「ああ、友よ!なんと素晴らしい日!」これは、ハイCが9回出てくる超難度のアリアだ。観客の皆さんも固唾を飲んで聴いていると、いとも軽々しく歌ったのはさすがだった。

ピアノはショパンの「ワルツ 遺作」「ノクターン 遺作」の弾きくらべ。ドビュッシーより、ショパンの方がいい演奏の気がした。「ノクターン 遺作」はしっとりと聴かせてくれた。

鳴り止まない拍手に迎えられてアンコールは4曲。テノールの「カロミオベン「オオソレミオ」の2曲は素晴らしい歌いぶりだった。会場からは「ブラボー!」の声。

昨日清里にやってきて、朝は畑の草刈と収穫、昼からはコンサートと、文字通り今日は「何と楽しい日」になったことか。