フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

奈良西ノ京 薬師寺に参拝する

2018-06-13 | 日記

今日は、山行のメンバーと一緒に奈良薬師寺を参拝した。

薬師寺は、白鳳時代、680年天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈願して薬師寺建立を発願したことに始まる。インドで起こったという法相宗の大本山である。

ここを訪れたのは何年前になるだろうか、伽藍は広く、京都のように観光客のいない静かな寺である。

中門から西塔を望む。明るい色に武装した「二天王像」

大講堂

弥勒三尊像(重要文化財)、仏足石・仏足跡歌碑(国宝)、釈迦十大弟子が安置されている。

 蓮の花が満開だった

中には、有名な薬師三尊像 (国宝)、中央に薬師瑠璃光如来、向かって右に日光菩薩[にっこうぼさつ]、向かって左に月光菩薩[がっこうぼさつ]がお祀りされている。

東塔は現在改修工事が行われていた。

西塔

玄しょう三蔵院 三蔵法師が祀られている。

平日ということもあるが、観光客がほとんどいない静かな寺参りができた。伽藍が広く大きいので歩きごたえがあった。


映画「万引き家族」を観る

2018-06-12 | アダージョの森

カンヌ映画祭で20数年ぶりにパルムドールを受賞した「万引き家族」を観た

最初は、東京の下町で暮らす貧しいながらも仲のいい「家族」と思っていたが、これが全く違っているところに、面白さを感じて、その後はストーリーの展開に引き込まれていった。

「死んだ親の死亡届を出さずに年金を受給し続ける」という実話をもとにした作品だ。GDP世界第3位の日本、豊かに見える日本の隠された一面に光があたる。
「家族の絆」は揺るがぬものとして存在しているとされているが、実際は、いろんなところでほころんでいる。崩壊している夫婦、家庭内暴力、育児放棄。ばらばらにされてしまった個人が、いつの間にか集まってきて、貧しいながらも楽しく明るい「家族」として暮らしている。実の家族よりもよほど居心地がいい。

暮らしは、祖母の年金と父親の日雇い収入、それに万引きで成り立っている。しかし、こうした暮らしは祖母の死によって、大きくぐらつき、いろんな問題が噴出してくる。息子・祥太は万引きを続けることに違和感を感じるようになった。これは、日々の暮らしさえできればいいという大人の感覚では出てこない気持だろう。破綻するのが見えているのに実際に破綻するまで、何もできない大人たちに対して、息子・祥太が、現状を打開する行動に出る。

そこから、物語が急展開して、これまでの「家族」が崩壊していく。それと同時に、息子・祥太の新しい人生が始まろうとするところで映画が終わる。

下重暁子が「家族という病」を著し、山田洋二監督の「家族はつらいよ 3」が上映されている。今日、当たり前のような「家族の絆」を改めて考え直すことが求められているような気がした。



クレマチス HFヤング テッセン

2018-06-10 | アダージョの森

クレマチス HFヤング

パテンス系

目の覚めるような青色が鮮やかだ。花も大きく見ごたえがある。ところが残念ながら、日当たりが少なく花数が増えない。朝日が当たらない森の中なので仕方がないともいえる。

テッセン

中国原生地のクレマチスの一種

今年新たに迎えた品種だ。野性の趣があっていい。順調に育っていたのだが、この後、モグラに痛められて地上部が枯れてしまった。根だけでも生きているといいのだが。
最近、庭にモグラが動いた後が庭のあちらこちらで暴れている。好物のミミズを探して捕食するらしい。その途上で花の根を痛めているのが気になる。

モグラ忌避剤を撒かねばならないな。

A

 


姫ルリトラノオ アネモネ・カナデンシス

2018-06-09 | アダージョの森

 姫ルリトラノオ

名前通り、小さく虎の尾のような青い花が咲く。今年の春、我が家に向かえた花である。

何とも可愛い花だが、青色のスクッと立ち上がる姿がいい。

ヨーロッパ、北アジア原産の花だ。今のところ順調に育っている。一株しか入手しなかったので淋しい限りだ。調べると、種からでも育てることができるとあるので、是非挑戦して株を増やしてみたいと思っている。

ゴマノハグサ科
学名:Veronica spicata

アネモネ・カナデンシス

フタマタイチゲと教えられていたが、色々調べていると違うことが分かった。フタマタイチゲは北海道にしかない山野草だ。清楚花で、少し薄暗い森の庭を明るくしてくれるのがいい。他の花を競合してもどんどん地下茎を伸ばす強さを持っているので、背丈の低い花の近くにあると、植え替えてやらねばならない。

「よく増えますよ」と言われて頂いた花だ。我が家では、森の中なので、どんどん増えるという感じではないが、確かに確実に増えているようだ。

 


マムシグサ ムラサキセンダイハギ

2018-06-08 | アダージョの森

マムシグサ

サトイモ科 
テナンショウ属
学名:Arisaema serratum

ユニークな形からして有毒植物と思える花である。
「誤って食すと口中からのどまでに激痛がはしり、唾を飲み下すことすらできないほどとなる。 また、激しい下痢や嘔吐、心臓麻痺といった症状が現れ、重篤な場合死亡する」(Wikipedia)

反面、どことなく面白い雰囲気もある。このエリアでは、3匹のマムシグサがその奥に咲くヒトリシズカを外敵から守っているようにも見える。

ムラサキセンダイハギ

マメ科 ムラサキセンダイハギ属
学名 Baptisia australis

日本には黄色い花が咲くセンダイハギが自生しているが、これはアメリカ原産の花だ。ムラサキの花が好きなので育てている。
植えた場所がHarmony Gardenの西側入口でやや中央なので、歩きにくいと不評を買っている。しかも毎年株が大きくなってきているので、確かに場所を取る。
今年は、花が終われば、移植しようかな。