フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

タチフウロ 横に広がるように咲く

2019-08-07 | アダージョの森
夏の終わりごろから秋にかけて、南側花壇や明るい森の中に、タチフウロが咲く。
薄いピンク色の5弁の花が、少し隙間を開けて平たく咲く。
ゲンノショウコと似ている。


タチフウロと言うので、スクット立ち上がる花かと思うが、全体としては、間延びした茎が横に広がるようにして咲くので、
少し言葉のイメージとは違う。

タチフウロは土地にあっているのか、毎年少しずつ塊が大きくなってきているのが嬉しい。



タチフウロ(立風露)
フウロソウ科 フウロソウ属
学名:Geranium krameri

クロコスミア 剣のような葉に朱色の花

2019-08-06 | アダージョの森
南側の花壇の小屋前にクロコスミアが咲いている。


はっきりした剣のような葉に鮮やかな朱色の花が目を引く。夏の暑さに負けず、その暑さをより一層引き立てているかのようだ。


耐寒性は弱いといわれているが、どうしてどうして、清里の冬を乗り越えてきた。

地下茎を伸ばして、その先端に新しい球根が毎年1個ずつ増える。少しず生えているエリアが広がってきた。

クロコスミア

アヤメ科 / クロコスミア属
学名:Crocosmia
和名:ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)
他の名前:モントブレチア、トリトニア

リョウブ 梅に似た小さな白い花を咲かせた

2019-08-05 | アダージョの森
南側のバラを育てようとしているエリアに4本の株立ちになったリョウブが生えている。バラの陰になるので、今年の冬伐採しようと思っていたが、
あまりに樹形がいいので、忍びないので切らずに来た。
そのリョウブが、枝先に白い花を一面に咲かせている。
 

梅の花に似た小さな花が、ウワミズザクラのように穂状に咲いている。この花の蜜は昆虫の大好物だ。

 
真夏に花を咲かせる貴重な樹木だ。



リョウブは、樹肌が美しく、しかも緻密で固いので、使い道がある。アダージョの森には沢山のリョウブが生えているので、杭や柵などに浸かっている。
秋の紅葉も楽しみの樹木だ。

リョウブ(令法)
リョウブ科 リョウブ属
学名:Clethra barbinervis
古名ハタツモリ。
分布:リョウブ属には数十種あり、アジアとアメリカ大陸の熱帯・温帯に分布する。
   北海道南部から九州・済州島までの山林に多く見られる。

ホスタが全滅! 鹿被害

2019-08-04 | アダージョの森

しばらく大阪に帰っていて、4日の夕方アダージョの森に戻ってきた。

予想していた通り、庭は草の海になっていた。明日から、また草抜きをやらなければ・・・と思って庭を回ると。

驚くべきことに、あれだけのびのびを伸ばしていたホスタの葉が、ことごとく食べられてしまっているではないか。

 ホスタの美しい葉は言うに及ばず、咲き始めていた花もすべて食べられてしまっていた。

これまでも、少しずつ食べられることはあったが、これほどの被害にあったのは初めてのことだ。

ホスタ類は鹿の好物だということはわかっていたが、ここは周囲が農家の方の動物除け柵で守られているので、私たちも基本的には安全だと思っていたのが甘かった。

今年は天候が不順なため、鹿の生息エリアで食べるものが不足したのだろうか、それとも、私たちが生活しなかったスキを狙ってやってきたのだろうか、

いずれにしても、何らかの対策を講じなければ、安心してホスタを育てることができないということになった。

 

 がっくりした気持ちを夕日に照らされた小屋が慰めてくれた。明日から少しずつ庭作業を進めていこう。