フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ボルドーギク 夏に涼し気な青色の花

2019-08-12 | アダージョの森
 
ボルドーギクはアダージョの森で庭造りを始めてすぐに、花友さんから頂いた花だ。「よく増えますよ」と言われた通り、清里の寒さに負けず、雑木林の日照不足にも耐えて、少しずつ増えてきた。

 



最初に、中庭のハウチワカエデの下に植え、それが増えると、ガレージの花壇に苗を移植し、その後はエントランス付近や西側入口にも苗を分けた。
場所を選ばず、どこでもよく育つ。根茎で横に広がっていく花だ。


その中では、エントランス付近での成長が一番よさそうだ。日当たりよりも、湿り気が好きな花のようだ。



アメリカの東部が原産で、湿った草原や湿地、河岸などに生え、条件が良ければ、高さは1.5~1.8メートルになるとのこと。

夏の間ほとんど咲いているといってもいいぐらいに、開花期間が長い。夏の庭を青色に彩ってくれる。 

ボルドーギク
別名 アメリカギク
キク科 アメリカキク属
学名:Boltonia asteroides
原産地 北アメリカ 我が国に大正年間に渡来

カサブランカ 優雅で気品がある

2019-08-11 | アダージョの森
野性的なヤマユリに対して、優雅で気品があるカサブランカ。


例年、夏の南側を彩ってくれるこの花は、今年は、春の遅霜にやられてしまって花数が少なく、背も低い。

それでも、何とか花を付けて、芳香を放っている。



この赤茶色の雄しべの先にある花粉には気を付けなければ、白い服にでも付くと大変だ。



例年なら、あまりに巨大になりすぎて、少し扱いに困ってしまうところだが、今年は、小ぶりなので安心して側を通ることができる。

 
カサブランカ
学名: Lilium 'Casa Blanca'
ユリ科 ユリ属
Casa=家、Blanca=白い 「白い家」という意味である。

ヤマユリ 夏の庭に芳香であたりを包む

2019-08-10 | アダージョの森
今年は春の思わぬ冷え込みによって、新芽がやられてしまったヤマユリが多かったのと、鹿にもだいぶ食べられてしまったことで、
ヤマユリの数が昨年よりも少なかった。
それでも、庭のあちらこちらに大きな花を咲かせ、強い香りを放っている。


姿、形、香りなど夏の庭に強烈な存在感を示す


ガレージの入り口にも咲いている




庭のあちらこちらに咲いているヤマユリ





 
園芸的には、豪華な花を咲かせる園芸品種の系統、オリエンタル・ハイブリッドのもとになる貴重な花だ。

 
ヤマユリ
学名:Lilium auratum 
和名:ヤマユリ(山百合)  その他の名前:エイザンユリ、ヨシノユリ、ハコネユリ、シロユリ、キンセンユリ
ユリ科   ユリ属

モナルダ 夏の庭を彩る花

2019-08-09 | アダージョの森
アダージョの森の南側の庭にモナルダの苗を植えてもう数年になる。
最初のころは、個体を維持するのが精一杯だったが、東側の背の高い樹木を伐採すると、どんどん増えてきた。

7月の初めごろから咲き始め、8月になって少し枯れてきたが、まだ咲き続けている。



モナルダはタイマツバナとも呼ばれるように、赤い品種をよく見るが、我が家は、赤紫色だ。



日当たりがよくなったので背丈高くなり、一斉に咲く姿は夏花壇を彩る


全草にさわやかな香りがあり、ミカン科のベルガモットオレンジに似ることから「ベルガモット」とも呼ばれ、ハーブティーとして利用される。


モナルダ
別名 ベルガモット タイマツバナ 
学名:Monarda 
シソ科  ヤグルマハッカ属(モナルダ属)
原産地 北アメリカ カナダ メキシコ

マツムシソウ 自然豊かな日本の秋を象徴する花

2019-08-08 | アダージョの森

今年もマツムシソウの季節がやってきた。秋の花だが、標高1100mのアダージョの森では8月になれば咲き始める。

草丈は高さ50~90cmで美しい淡青紫色の花を咲かせる。
 
 
 
花屋さんでもマツムシソウとして売られている花があるが、それらは、同じ仲間のスカビオサである場合が多い。
何といっても、このマツムシソウは日本固有種の花なのだ。
 
 
マツムシの咲く頃に咲くからこう名付けられたというが、美しく鳴く秋の虫と合わせて名付けられるとは、日本の豊かな自然を象徴するような花だ。
 
 
 
マツムシソウ(松虫草)
マツムシソウ科 マツムシソウ属
学名:Scabiosa japonica
分布:日本固有種 北海道、本州、四国、九州