フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ダンコウバイが咲き始めた

2020-03-21 | アダージョの森

庭のダンコウバイが咲き始めた。

樹木の花の中で一番最初に咲く花だ。早春は黄色の花が多い。昆虫たちが見つけやすいといわれている。

クスノキ科 クロモジ属

学名: Lindera obtusiloba Blume

別名: ウコンバナ/シロジシャ

特徴 枝を折るとよい香りがする

咲き始めたばかりなので、花びらはまだ全開ではなく、恥ずかしそうにしている。

 

足元に咲くのはクロッカス

アヤメ科  サフラン属(クロッカス属)

学名:Crocus

その他の名前:ハナサフラン

先日の雪で花びらの先が傷んでいる。

 


強風の中 樹木を伐採する

2020-03-20 | アダージョの森

今日は、いい天気になったのだが、時折ものすごい突風が吹いている。

こんな中、小淵沢からTさんご夫婦に来ていただいて、庭の樹木伐採作業を手伝っていただいた。

今日のエリアは、西側、私たちが「ホタルの庭」と呼んでいるところだ。

夏になると、地元の方が手入れされた小川で蛍が飛び交い、そのうちの何匹かがやってくるので、そう呼んでいる。

物凄い風が吹きだしたときは作業を中断しながら、立ち並んでいる、中太のコナラを5本倒すことができた。

午後からは、あまりにも風が強いので、その間は、北エントランスの伐採木の玉切りを行う。

とても持ち運べないほどの大物もあったが、3つに玉切りすると何とか運べる大きさになった。

それが終わってから、蛍の庭から、玉切りしたコナラを、転がしたり運んだりしながら、西側エントランス付近に降ろす。

これで、今日の作業は終了することになった。

後は部屋に入り、持ってきていただいたシフォンケーキを食べ乍ら、あれこれの会話を楽しんだ。

 


カタクリが咲いた

2020-03-19 | アダージョの森

春の雪が融けてからぐんと気温が上がり、今年初めて一輪のカタクリが開花した。

カタクリが咲き始めると、標高1100メートルの清里にもようやく春がやってきたな、と実感できる。

カタクリは、スプリング・エフェメラルと呼ばれている。エフェメラルとは儚いとかつかの間という意味の形容詞で、春のごく短い間に花が咲き、種をつけ、枯れていくカタクリにピッタリの形容詞だ。

 

芽を出したばかりのカタクリ

これは少し大きいが、全体が赤く染まっている。葉の中から蕾が顔を出してきた。

これは葉が緑色になってきた個体

これは、葉が食べられている

これは蕾が食べられているな。隣にも小さな芽が出てきた。

 

アダージョの森には南側、中庭、北側の3か所でカタクリを育てている。

今日の写真は、日当たりのいい南側のものだ。これから、中庭、北側のカタクリが芽を出すのが楽しみだ。


ご近所、PAWさんの庭を訪問する

2020-03-17 | 庭探訪

14日に降った雪はほとんど融けて気持のいい朝を迎えた。

今日の午後は、先日、アダージョの森の伐採にお手伝い頂いた、ご近所のPAWさん宅をKitahoさんと一緒にお伺いした。

PAWさんの庭からは、八ヶ岳の全容を美しく望むことができる。

まず最初に、お庭を案内していただく。

デッキの下には、ランブリング・レクターが見事に育っている。

早速、バラの剪定と誘引について、Kitahoさんから教えていただく。

春を迎えるバラの枝からは、小さな芽が吹き始めようとしている。どの枝を残し、どの枝を剪定するかというのが、なかなか難しい。というより、素人の私などはせっかく育っている枝は、切らずに置いておきたいという気持ちになってしまって、どうしても、切るのに躊躇してしまう。

その点、Kitahoさんの指導は明確だ。「大きな花をつけるようにするためには、鉛筆の太さ以下の枝は切りましょう」ということで、どんどん細い枝や内側に入り込んでいる枝を剪定していく。経験のあるPAWさんも、熱心に聴いておられた。

その後、枝の誘引に移る。バラの上の方は良く咲くが、下の方は、花が少なくなりがちなので、そこにどのようにバラの枝を誘引していくか、という課題だ。
元気なシュートが出ている枝を今後伸ばしていく、という基本方針のもと、沢山出ている枝から、それに該当する枝を選び、下側に誘引していくことになる。

バラの剪定後、庭を案内していただいた。

PAWさんの庭は、今年新たに鉄平石で花壇の縁取りをされていた。その内側には、分厚くバーク堆肥が撒かれていて、ポールスミザーの庭のようになっている。

ひとしきり庭を案内していただいた後、部屋に入いる。奥さんともども5人で、色んな話に花を咲かせた。薪ストーブでぽかぽかと暖かい部屋では、3匹の猫たちが、思い思いの姿で寝ている姿がかわいらしかった。

 

PAWさんが剪定された後にいただいた枝を挿し木する。

 

左側の3本は、可愛いピンク色の花を無数につけるボニー、右側は、黄色の美しい花が咲くシャーロット・オースチン

果たしてうまく根付いてくれるだろうか。楽しみにしている。


雪の雑木林を歩く

2020-03-15 | アダージョの森

今日はすっきりと晴れて、南アルプスは新たに降った雪で輝いている。

朝食後、春の重い新雪で覆われた庭を歩く。ザクザクと心地よい感触が足裏に伝わってきた。

コナラから落ちる雪解け水で、早くも駐車場の一部の雪が融け始めた。

森の木々を見上げると、あたかも白い花が咲いているかのようだ。

足元では、思わぬ雪で戸惑っているかのようにクロッカスが顔を出している。

東側の森

南ガーデンも美しく雪化粧した。

畑も真っ白だ。南アルプスが早くも雲に覆われてきた。

雪が融けるまでは、しばらく庭作業はできないな。