日 時 平成19年7月9日(月)13:30~16:00
会 場 日本赤十字社千葉県支部
指導員 中川 いずみ
玉井 美知子
高橋 真理子
先日は「災害時に支援できることは」について学びましたが、この度は身近に起こるかもしれない「救急法について」冊子(写真)に基づいて学びました。
実技訓練の様子を写真に撮っていただきましたので復習の意味で残しておきたいと思います。
1.心肺蘇生法
(1)意識の確認
(2)気道確保(頭部後屈あご先挙上)
(3)呼吸の確認(見る、聴く、感じる)
(4)人工呼吸(呼気吹き込み法)
(5)胸骨圧迫
(6)胸骨圧迫と人工呼吸
心肺蘇生法を効果的に行うために胸骨圧迫と人工呼吸を組み合わせて行います。
胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を繰り返します。
AEDを使用するとき以外は心肺蘇生法(特に胸骨圧迫)を中断なく続けることが大切です。
(7)AED:自動対外式除細動器
「非常に多い心臓突然死、その中でも特に多いのが心室細動によるもので、発生した場合は早期の除細動が救命の鍵となります。
AEDは電源をいれ、音声メッセージに従って操作し、コンピューター作動によって自動的に心電図を判読し必要な場合のみ電気ショックによる除細動を指示する
簡単で確実に操作できる機器です。」 と説明を受け、全員が実際に練習しました。
2.気道異物除去
(1)上腹部を突き上げる (立っているか座っている場合)
傷病者を後ろから抱くような形で上腹部(へそのすぐ上、みぞおちより下方) に握り拳を当てもう一方の手でその握り拳を上から 握り手前に上方に突き上げます。
※注意事項
「この方法は、乳児や妊婦には絶対に行ってはいけません。 又、握りこぶしが剣状突起に当たるときも行ってはいけません。
尚、行った場合は内臓を損傷している可能性があるので、窒息の状態がおさまっても必ず医師の診察を受けて下さい。」と説明がありました。
(2)背中をたたく
立っているか座っている場合 寝ている場合
(立っているか座っている場合)
傷病者の頭をできるだけ低くして、胸を一方の手で支え、他方の手で左右肩甲骨の間を続けてたたきます。
(寝ている場合)
傷病者を横向きにして、胸と上腹部を救助者の大腿部で支え、左右肩甲骨の間を続けてたたきます。