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日本遺族通信 平成19年12月15日の遺書と九段短歌

2007年12月27日 09時15分17秒 | 日本遺族通信

     
                    12月靖国神社社頭に掲示されました遺書

12月の遺族通信が届きました。
今号は、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ11月27日、日本遺族会創立60周年記念式典が東京都千代田区の九段会館ホールで挙行されました様子を大きく取り上げ
              厳粛かつ盛大に挙行
             優渥なる「おことば」賜る
               感動の記念式典
以上のような見出しで全紙が綴られておりました。
陛下のお言葉の中に「戦いのない平和な世界実現への強い希求を、戦後に育った人々に伝えていくことは、誠に大切なことと思います。」とございました。
    
記念祝賀会60周年記念事業に於いては「物故者慰霊祭」及び「日本遺族会会長表彰」が行われた記述がございました。
物故者芳名中に 山梨県 村松正昭様 のお名前にビックリ致しました。
2000年フィリッピン慰霊巡拝時の団長さんとして御世話になりましたお方でした。
まだ71歳のお若さでさぞかしご無念と存じます。 
心からご冥福をお祈り申し上げます。 合掌

「日本遺族会会長表彰」には千葉県から 千葉市遺族会会長鈴木様、千葉県女性部長、同副部長小名木様のお三方が表彰されました。
永年のご尽力、ご指導有り難うございました。

全国から寄せられた鎮魂の歌をご紹介させていただきます。
家族の悲しみは永遠です・・・

   戦死した父の分までいとほしみ育ててくれたる祖父母等の愛   鳥取県  女性
   検閲済みの印押されたる父の手紙へだたりて更に切なし     高松市  女性
   兄ねむるパラオの日射し浴びし帽に巡拝の日日おもひ草抜く   横手市  女性     
   星のごと光る砂盛りかりそめの墓に止めどなく涙の落つる    青森県  女性    
   おだやかに波寄せてゐる舞鶴港この岸壁に父は還らず         大阪市  女性     
   それからの気丈な生活も忘れはて童女のごとく呆けし母は    青梅市  男性
   最果ての比島の丘に友と来て遺骨はどこと探し求めぬ      青森市  男性
   収骨の叶はぬ夫の墓に佇ち無念の思ひいよいよ深し       諫早市  女性
   終戦忌絆は深し兄戦死悲しみ消えぬ想ひは深し         京都市  男性
   女一人で戦後の日々を生き抜きし母の遺影が吾を見守る    東松山市  男性     
   やすくにの夜空を仰ぎ涙すも月光に顕つ兄の笑顔を       香芝市  女性     
   海軍が海軍がねと語りゐる卒寿の叔母の涙に濡れて       千葉市  私

コメント (4)
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