平成27年5月2日(土)60歳?で逝去されました若柳汎之真先生に捧げます
若柳 汎之真先生の 「小原女」 の舞台より
お多福の面をかぶった黒木売りの滑稽な田舎娘の踊り
後半は引き抜いて髪の色奴となり、鳥毛の槍を振るという場面
前半と後半の大きな踊りの変化を鮮やかに踊ってくださいました。
先生の迫力ある演技に会場から 「イヨッ!汎之真」 の 掛け声が飛び交いました。
(小原女 プログラムのご案内より)
文化7年 (1810) 8月の中村座で三世中村歌右衛門が初演した曲で、作詞 二世瀬川 如皐、作曲 九世杵屋六左衛門。 別名を「黒木売」とも言う。
前半のお多福の面をかぶった黒木売りの滑稽な田舎娘の踊りから、後半は引き抜いて髪の色奴となり、鳥毛の槍を振るという、前半と後半 の大きな踊りの変化を、
いかに鮮やかに見せるか若柳汎之真の熱演です。とご紹介されておりました。
平成22年5月23日 開催(5月24日 UP)に先生の素敵な舞台を楽しませて頂きましたが、当日は舞台写真を撮ることが出来ませんでした。
この度、先生から記念のお写真を沢山いただきましたので、改めて素敵な舞台姿をご紹介させていただきます。
「小原女」 はこの50年の歩みの中で初めての御披露とお伺いしましたほどに体力的にも大変なことが解りました。
お多福の面を着けた時のお衣裳の重さは想像を絶するほどと伺い、お面を着けますと視野も狭く、狭い花道で踊ることはとても大変とも伺いました。
私たちは素敵な先生に改めて惜しみない大きな を贈らせていただきました。