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第一回 千葉市短歌大会に参加しました

2019年11月25日 12時29分52秒 | 短歌

                        第一回 千葉市短歌大会

           日 時 令和元年11月24日() 10:00~12:00
           会 場 千葉市文化センター 

            


 第一回 千葉市短歌大会 入賞歌のご紹介

         千葉市長賞

           空の色海の色にも似て悲し安房を蓋へるブルーシートは

         千葉市市議会長賞

           ことのほか暑き今年夏さなか夫の抗癌治療はじまる

         千葉市教育長賞

           ひざをつき子らにむかへば息詰めてわが声を待つ読み聞かせの会

         短歌協会会長賞

           台風の過ぎて四日め独り居の妹にやうやく電話の通ず

         優秀賞

           養老川の上に立ちたる夏の虹二重に見えてしばらく残る

         優秀賞

           梅雨空に気力の萎ゆる日のつづき散歩の道に梔子かをる

         優秀賞

           つゆ光りスナップゑんどう取る手元かまきり孵化したちまちに散る

         優秀賞

           間食に出されしプリンに匙を入れ夫しばらく掬へずにをり

         優秀賞

           エアレース最終回とぞわが街にエンジン音の轟きわたる

         優秀賞

           新型の掃除機買へば梱包にプラスチックをはやも使はず

今まで千葉市には短歌協会が存在しておりませんでした。
令和元年を迎えました5月発会式を行い、夏休みを利用して小、中、高、大の学生さん達の短歌大会を開催致しました。
そしてこの度、記念すべき第一回短歌大会開催の運びとなり、短歌大会に出席して先輩の皆様の入賞歌に学ばせて頂きました。
投稿歌41首、当日参加者は30名でした。各賞の表彰に続いて、出席者の投稿歌の歌評を頂きました。
千葉市長賞に輝きました 三重子様のお歌は「安房を蓋(おほ)へる」と被害の大きさを表現したことが良いとのことでした。
千葉県の安房地方はいまだにブルーシートの家屋の群れが広がっております。
たとえ雨漏りを防いだとしても、家の中はカビだらけで悪臭を放ち、住める状態ではないとの報道に我が家に住んでおります県民の1人として申し訳なく心を痛めております。
この度の投稿歌の多くが台風15号の被害を詠まれた歌でしたが、優秀賞の「かまきり孵化したちまちに散る」
に繊細な表現が良いと。
優秀賞最後のお歌の「梱包にプラスチックをはやも使はず」は新しい感覚が素晴らしい!との歌評でした。

残念にも選には漏れました 「スーパにて配りくれたる大福を妻と分けあふ敬老の日よ」 ですが、「スーパ」は× → 「スーパー」
○ですので
「スーパー」でしたら入賞でしたので提出時は良く見直すことが大切とお話がありました。

私の 「遺骨収集に携はる人類学者さへ骨の故国を判じ難かり」 は、わかりにくい歌と頂き、残念に思っております。
歌の意味ですが、遺骨収集に激戦地から持ち帰ったお骨が日本人のお骨ではないと判明したにもかかわらず厚生省が長い間、隠し通したことへの批判の歌でしたが、そこまでは読みきれないとのことでした。
どなた様か添削を頂けましたら幸いに思います。   

コメント (4)
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