独り居の充実ライフを求めて!

ご訪問を頂きまして有り難うございます

はじめての経験「オランダ大使館訪問の感想依頼」を受けて

2024年09月14日 08時38分41秒 | 友人のご紹介

 この度、亡き夫の親友の元駒澤大学教授・千葉県曹洞宗の寺院の代表を務めます河内 賢隆様から久しぶりにお手紙を頂きました。拝読しまして大変な宿題にビックリ!以下はそのお手紙です。

                   大変ご無沙汰しておりますが、その後、嘉子様をはじめご家族の皆様はお元気にお過ごしの事と案じております。
                  さて、少しややっこしいお話ですが現在、私の訳した「第二次世界大戦の捕虜日記」が国際的になっております。
                  ここに、その証拠写真や書類を同封いたしました。
                  つきましては、かって嘉子様に神谷町のオランダ大使館に御同行頂きましたことがありましたね。
                  お願いです!実は、その折の思い出を同封しましたはがきに3~4行で結構ですのでお書き願えないでしょうか。
                  実に、妙なご迷惑なお願いですが、是非ともよろしくお願い申し上げます。
                         
                       2024年9月 吉 日                               
                                                               河内 賢隆拝

                  以上のお手紙に10年以上も前のことにどうしたものかと「お世話になりましたのにゴメンナサイ!」のお電話を申し上げましたが、
                  「あの時は暑かった夏でしたね」・「庭園での野外パーティの感想は?」などについてお願いします。に、しぶしぶお受けいたしました。
                   さあ~大変。ご招待の受賞時の本の名前は?頂いておりました本?などなどHPに調べましたら幸いにも記載事項に出会いました。
                   それは、河内 賢隆様が翻訳・出版されました『ビルマータイ鉄道建設捕虜収容所』で「日本翻訳文化賞」受賞の時のご招待でした。

                   お手紙を受領時は幸いにも書道月例作品の提出を済ませました午後でしたので、初めての貴重な経験の御礼を書くことができました。                     

                      河内 賢隆様
                   ご紹介の河内 賢隆様は夫の親友でした。
                   夫逝去後も何かとお心遣いを頂き、ある時、河内様が翻訳・出版されました『ビルマータイ鉄道建設捕虜収容所』で「日本翻訳文化賞」を
                   受賞されました折のご招待に神谷町のオランダ大使館に同行させて頂きました有り難い思い出がございます。
                   はじめて訪問させて頂きましたあの日、まだ日中の暑さの残りました夏のある日の事でございました。
                   オランダ大使館と言う建物、素晴らしい庭園等、見るもの、聞くこと全て初めての経験に、ただただ驚き、魅入るばかりでした。
                   そして夕刻から開催されました大勢の招待客によります素晴らしい庭園での野外パーティへの参加、涼風を背に感じながら杯を上げましたこと等々
                   美しい沢山のお花に彩られた素晴らしい庭園でのパーティなど、夏のあの日に驚嘆を覚えました記憶がよみがえって参りました。
                   その節は大切なご招待の席に同行させて頂きましたことに心から御礼を申し上げております。
                   未熟な思い出に失礼いたしました。整いませんが御礼まで申し述べさせていただきました。

                         2024年9月 吉 日                                       〇〇 嘉子拝

HPに栗原 万修様 (駒澤大学ドイツ語の先生と伺いました)から河内 賢隆様へのお言葉を拝見いたしました。
 (前略)
 河内 賢隆先生はいろいろな翻訳をされていますが、特記すべきは、先生が翻訳・出版された『ビルマ-タイ鉄道建設捕虜収容所』(1993年、而立書 房、共訳)で〔日本翻訳文化賞〕を受賞されたことでしょう。
 これは医療将校 ロバーツ・ハーディ博士の実体験の日誌を訳したもので、第二次大戦中、日本 軍が強行建設したタイとビルマを結ぶ鉄道建設のためにイギリス兵をはじめ連 合軍の捕虜を各地の収容所から連行して、
 過酷な条件の下で一日16時間も働かせ、ついに1万6千人をこえる犠牲者を出したことで、戦後大きな問題となった例の事件の記録です。
 そしてこれもビルマ・タイ鉄道建設にかかわる記録ですが、その後さらに先生が翻訳出版された『ウェアリー・ダンロップの戦争 日記』(1997年、而立書房、分担共訳)も750頁を超える大冊で、前訳書と同 じ
 ように社会的に評価された記念すべき出版であったと言ってよいでしょう。
 その綿密な訳文に先生の几帳面なご性格がよく現れていると思います。
 (以下略とさせていただきます。)
                    


                  著書に関係されました皆様のご紹介             本文の厚さは3.5cm。最終ページの758頁のご紹介      河内様から頂いておりました大切なご本です

この度をご縁に、頂いておりました上記の本を一気に読みつくしました。今でも世界では戦争の悲劇が続いておりますが、戦争で得るものは皆無です。一日も早い戦争の終結を願いますと共に戦争が起こした
日本人の残酷なさまざまに心を痛めながら二度と戦争が起こりませんことを祈りながら『ウェアリー・ダンロップの戦争日記』の読書の時間を過ごしました。

今週も多くの皆様にお訪ね頂きましてありがとうございました。
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