2025年(令和7年)は戦後80年を迎えます。国民の約90%が戦後生まれとも報道され、昭和も遠くなりました。
又、日本が残酷な戦争を経験したことをご存じない方もお出でになりますことの報道にも驚いておりますが、戦争は絶対に繰り返してはなりません。
遺族も高齢になり、年々減少しております。戦争の事実を語れる方は私も含めて間もなく皆無になります。
又こんな記事を?と思われるお方もおいででしょうが、「語り部」の一人として尽力しておりますことをお許しいただきましてお目を通していただきたくご紹介させて頂きます。
お若い皆様方どうぞ、今後の長い人生が心豊かな戦争のない平和な日本が続きますことを切に祈念する者でございます。
戦争で得るものは皆無です。「戦争は悪・戦争は絶対にやってはいけない!」と叫び続けてください。
先日、私が父を偲びました短歌に 医師!と名乗る方から「あなたいい年をして父乞うの激しさはおかしいぜ。医師の診察を」とコメント頂きました(再掲載です)
今でも気持ちがおさまりません。このお方のお父さまがもしPTSDに苦しみ、そのご家族でしたらどのような感想をおもちか?お伺いしたく思います。
又、2022年12月11日 のブログにNHKにて放送されました下記の記事を保存してありましたので再度ご紹介させて頂きます。
NHK12月9日放送 ネタドリ!
「“戦禍の傷” 親子に連鎖した苦しみ」
太平洋戦争81年
この度の新聞記事を拝読して又、NHKの放送を見まして国のために出征し、困難から無事に帰還されましたことにご家族の皆様はお喜びになられたはずです。
しかし、旧日本軍が「戦争への恐怖から精神病となる兵士は一人もいない」と主張したためにPTSDになられました患者は保護されることも無く放置されてきたそうです。
そのために最大で約300万人の元日本兵がPTSDに苦しみ、家族ともどもご苦労されましたことを知りました。
私の父はレイテ沖海戦に「鳥海」と共に昭和19年10月27日戦死とされてより後は父の良い思い出のみを信じて今日まで参りましたことを申し訳なくも思っております。
帰還兵がPTSDに苦しみましたご家族だけではなく原爆の後遺症に今なお苦しむ皆様方のお心にご理解頂きまして「戦争は絶対やってはいけない!」と叫び続けてください。
終戦という言い方も抵抗があります。
敗戦記念日と言うべきですね。
一生PTSDに苦しむ人もあることを忘れてはいけません。
いい年をして父乞う激しさ・・・
と非難する人は
人の痛みがわからない情けない人です。
「戦争論」にて、戦争とは他の手段をもって
する政治の継続である、と記しています。
つまり、戦争は政治的意図によって開始される。
戦争論は、著者クラウゼヴィッツが亡くなった
ため未完に終わっています。戦争で勝つための
意見ではなく、戦争という存在そのものを包括
しようとしていた様です。つまり、勝ち負けの
指南書ではありません。
その内容も、「孫子」の様な戦わずして勝つに
近しい点も存在しています。
一般民衆である我々は、常に政治を握る一部の
者達に翻弄される。現実に、今現在も地球上で
戦争が実行されている。誰しもが戦渦に巻き
込まれたくは無い。本音です。
80年前の太平洋戦争で壊滅的な敗北を喫し、
原子力爆弾まで使用された日本に生まれ育った
者として、戦争を経験していない世代だが、
その記憶や伝承により「二度と御免だ!」と
だけは言える。
2022年の NHKのドキュメントを見るまでは「“戦禍の傷” 親子に連鎖した苦しみ」を知りませんでした。
帰還されたお方が羨ましくさえも思っておりましたことに反省致しました。
「人の痛みがわからない情けない人・・・」↑
私の歌にコメントした方は医師ではないと思いますが、気持ちがおさまりません。