昨日は元の会社のOB会で好天を見逃し。今日こそはと思っていたら何と新潟の雪雲が頼みもしないのに榛名山をも越えてしまい、平地もうっすらと雪化粧。榛名上部はすっかり雪雲に覆われ、大分やられている模様。
暇つぶしに図書館に居座って色々な山関係の図書を漁っていたら、偶然にも亀穴峠に関する疑問を解く書籍を発見した。
その疑問とは1/11の天引森林公園から亀穴峠に行った時に始まる。峠道で甘楽・藤岡境界線の尾根を跨いで亀穴峠到着としたが、公式地形図の峠は其処から数百㍍も西にある。
確かにこの峠には標識はなく、唯一「甘楽の峠道」に記録されている「古道標」発見で到着の証拠とし、ブログに下記の地図を掲載した。
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案内図にも峠と「地図上の峠」は区別してある。
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今日の発見は、1971年刊行の「群馬の峠」である。以前から図書館で存在は気づいていたが、発行が「三共電器」だったので企業本と思って開いたことはなかった。中を見ると中々の充実した内容であり、当時としては極めて高額の定価となっている。
その記述から引用すると「――右新屋天引道・左小幡富岡道と刻んだ石柱の前に出た。(藤岡側から登った記録)其れに従って右に入り百㍍程で尾根に出る。
其処が新屋峠、別名・鳥屋(とや)峠である。――」つまり爺イが亀穴峠と言っていたのは、正確には新屋峠」であつたのだ。念の為「群馬の峠道考」でも調べたが確かにリスト1500の中に「新屋峠別名鳥屋峠」の記載があつた。
説明は尚も続く。「――分岐から西へ三百㍍進むと尾根道が分岐し、右は尾根の北側を這って小幡に下る道、左は其の侭、尾根道を辿る。この分岐地点が亀穴峠であり、標識はないが、先端を白く塗った標柱がその印かも知れないーー」
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亀穴峠から直接小幡への道とは多分、白倉神社を経て其の侭小幡に至る道と推測される。しかし、今は地形図にもなく判然としないとされており、甘楽・天狗からの稜線伝いの道が一般的とされる。其の昔の道を示すものも見つけた。それは「甘楽の峠道」付属の参考地図(1946年版)である。
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こうなると、早く確めに行かなくてはならないが、お天気次第。
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