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どうも普通の老眼鏡では遠近感が違って来るので運転も登山も不便だ。
それに屋外に放置されたレンズの類は極めて稀にではあるが、その置かれた
角度によって太陽光線の焦点を結び、落ち葉などを発火させる事がある
と聞くので、そんな事になったら大変。やはり早目が良いと救出作戦。
絶好の好天を確認して再び、休止中の美ら寿・老人健康村正門前に急いだ。
前回と同じ場所に駐車して直ぐに出発(9.47)。
何度見ても格好の良い有笠山を背にして林道を急ぐ。

途中に案内板があり榛名とか赤城と記してあるが、如何にも展望の悪い
所なので記載の山など見えないのに(10.03)。
最初のベンチを過ぎると東屋、とは言うものの避難所と書いてある。但し
避雷針も付いていない(10.19)。
第二のベンチを過ぎると間も無く「仙人の瀧」入り口。この反対側の山手に
目印ビニール紐。先日、これに気付いていれば無駄歩きしなくて済んだのに。
直ぐに目印に従って尾根登り開始(10.38)。

広くて傾斜の緩い笹原、やがて稜線が狭くなって普通の尾根道。前方に問題の
岩隗が見えた。頂上に松ノ木数本が生えて中々の貫禄(10.58)。
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左の崖下に水場、古い作業道の跡を横切るが、若しかすると水場付近を経る
道があるのかもしれない。あれッここまでに紛失現場が無い。勘違に気付き
次ぎの想定場所に急ぐ。
前回で懲りているので岩には取り付かずに右手の窪に回り込み、岩隗の
後ろの稜線に登り上げる。(11.22)
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直ぐに目の前のピークにも見えるコブを登る。左から稜線が来ているので
登りきったところが檜林と雑木林の境目で問題の場所らしい(11.38)。
ザックも降ろして前回間違って入りこんだ尾根をじっくりと観察、ここが
メガネを飛ばされたとの記憶のある所と確信。場所はこんな感じの藪。

少し下の藪が始るところから、幅4㍍長さニ十㍍の範囲と睨んで捜索開始。
だが、一往復しても何の手掛かりも無い。笹もあるし草の茎が紛らわしくて
神経が疲れる。丁度12時になったので落ちつくために昼食。
食事しながら色々と考えた。枯れ枝の弾力を試したらさしたるバネも
無いので、引っ掛けられて飛ばされたにしても遠くには行っていない
筈とか、右からの枝に突かれて顔を左に背けた時にやられたのである
から下り進行方向の右側に飛んでいる筈とか。ラジオののど自慢開始と同時に
再捜索開始(12.15)。
今度は下から四つん這いになって稜線センターラインから左を中心に上に
向かってじっくり手探り。
そして笹の葉の下で遂に発見(12.38)。粘り勝ちと言うか、老いの一徹
というのか?このメガネ三度目の救出成功。
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運の良いのはメガネ?爺イ?大休憩。
朝の出掛けの時には、早目に見つかったら北の焼止・三角点山にでもと
考えていたが其の場になったらさっさと下山に掛る(12.51)。
だが、同じ道を帰っても仕方が無いので、この間違い尾根を東に下れば、先程の
水場辺りに出られると思って藪尾根を進む。いつもの悪い癖。
驚いた事に藪の中にビールの空き缶が多量に捨てられている。コンな所で
大宴会やる奴が居るのかな?
間も無く例の岩隗の南を通過、此方からも形が良い。
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右手に見える古界名山の何と大人しい事。只の丸い山。
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すっかり安心していたら何時も間にか断崖の上、どうしようもないドン詰まり。
水場の真上らしい(13.00)。ポイントまであと50㍍なのに残念。
あっさりと撤退を決めたが、最初の場所まで登り返すのも癪なので少し戻って
沢の終点に降りて左尾根に乗り換えて再び岩隗前の稜線に戻る。
序での事に岩頭に立ちたいので右側の土のある所から回りこんで頂上へ
(13.12)。
僅かの平地には岩以外に何の標識も無い。写真を一枚。
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展望はまずまずで前方の榛名山塊全容が見事。左隅に伊香保も微かに見える。
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今度は一目散に稜線を下って「仙人の瀧」入り口に帰着(13.29)。
一寸、仙人の瀧の様子を見てくる。前回、仙人窟の途中で瀧上の水溜り場
を見たが殆ど流れが無かったから。この瀧は分岐から僅かに下ると
遠望ではあるが様子が判る。果たして50m進んだ位置から樹間を透か
してみると肉眼では瀧が見とめられないし、音もしない。
今年は何処でも水量が少ない。
下りの途中で数人の軽装の団体とすれ違い。各人がレジ袋を持っているので山菜
採りらしい。
いきなり「採れましたか?」ときた。「いや、山菜でなく山ですよ」と言うと
収穫を見せてくれた。タラッペとゼンマイ、それに名前は忘れたが天ぷらが
美味いというタラッペに似た木の芽が大量。確か入り口にこんな看板が
あるのに良いのかな?あれは施設内の事だからここらは関係無いか?
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駐車場に着いたのが13.53、未だ早いので大岩不動尊に寄る事にした。
目的は不動尊見物と「大岩山」への登山口の確認を兼ねている。
不動尊入り口の鳥居脇の空き地に駐車して参道を登り出す(14.07)。
約1.1kと書いてあるが登りなので長く感じる。舗装は最初だけで
直ぐにダート。
但し、無理すれば乗用車でも通行は可能に思えるし途中に2箇所ほど駐車可能な
場所もある。右手に大岩山の岩場、見事な絶壁だ。
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作業小屋を経てあと三百㍍の標示の所から左に渓流が現われる(14.27)。
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三又杉は現在二又、昭和34年の伊勢湾台風の時に一本折れたと書いてあるが
残ったものも補修跡が痛々しいし、裏から見ると惨憺たる有様。

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やがて荒れた石段の上に不動尊の神殿風建物、
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これが崖の下に食いこんでいるで危険なところ。落石があるだろうに
(14.34)。
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「霧降りの瀧」はそこから80mの奥、水量は少ないが直下から見ると滝の水が
途中の岩の出っ張りにぶつかって確かに霧になって下降してくる。但し写真では
判らない。
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滝壷付近はこんな感じ。
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丁度来合せたこの不動尊のオーナーさんと暫く雑談をして、序でに車で
下まで送ってもらった。此の辺の山全ては先祖伝来で守っていて
参道や周辺の整備は全て自費とのこと。
大岩山はやはり三叉杉脇の林道から登れる事、南面にも登路があるが
一人では無理とか色々教えて戴いた。帰着は15.19。
いずれ、大岩山にも挑戦することになるようだ。
ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。
それに屋外に放置されたレンズの類は極めて稀にではあるが、その置かれた
角度によって太陽光線の焦点を結び、落ち葉などを発火させる事がある
と聞くので、そんな事になったら大変。やはり早目が良いと救出作戦。
絶好の好天を確認して再び、休止中の美ら寿・老人健康村正門前に急いだ。
前回と同じ場所に駐車して直ぐに出発(9.47)。
何度見ても格好の良い有笠山を背にして林道を急ぐ。
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途中に案内板があり榛名とか赤城と記してあるが、如何にも展望の悪い
所なので記載の山など見えないのに(10.03)。
最初のベンチを過ぎると東屋、とは言うものの避難所と書いてある。但し
避雷針も付いていない(10.19)。
第二のベンチを過ぎると間も無く「仙人の瀧」入り口。この反対側の山手に
目印ビニール紐。先日、これに気付いていれば無駄歩きしなくて済んだのに。
直ぐに目印に従って尾根登り開始(10.38)。
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広くて傾斜の緩い笹原、やがて稜線が狭くなって普通の尾根道。前方に問題の
岩隗が見えた。頂上に松ノ木数本が生えて中々の貫禄(10.58)。
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左の崖下に水場、古い作業道の跡を横切るが、若しかすると水場付近を経る
道があるのかもしれない。あれッここまでに紛失現場が無い。勘違に気付き
次ぎの想定場所に急ぐ。
前回で懲りているので岩には取り付かずに右手の窪に回り込み、岩隗の
後ろの稜線に登り上げる。(11.22)
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直ぐに目の前のピークにも見えるコブを登る。左から稜線が来ているので
登りきったところが檜林と雑木林の境目で問題の場所らしい(11.38)。
ザックも降ろして前回間違って入りこんだ尾根をじっくりと観察、ここが
メガネを飛ばされたとの記憶のある所と確信。場所はこんな感じの藪。
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少し下の藪が始るところから、幅4㍍長さニ十㍍の範囲と睨んで捜索開始。
だが、一往復しても何の手掛かりも無い。笹もあるし草の茎が紛らわしくて
神経が疲れる。丁度12時になったので落ちつくために昼食。
食事しながら色々と考えた。枯れ枝の弾力を試したらさしたるバネも
無いので、引っ掛けられて飛ばされたにしても遠くには行っていない
筈とか、右からの枝に突かれて顔を左に背けた時にやられたのである
から下り進行方向の右側に飛んでいる筈とか。ラジオののど自慢開始と同時に
再捜索開始(12.15)。
今度は下から四つん這いになって稜線センターラインから左を中心に上に
向かってじっくり手探り。
そして笹の葉の下で遂に発見(12.38)。粘り勝ちと言うか、老いの一徹
というのか?このメガネ三度目の救出成功。
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運の良いのはメガネ?爺イ?大休憩。
朝の出掛けの時には、早目に見つかったら北の焼止・三角点山にでもと
考えていたが其の場になったらさっさと下山に掛る(12.51)。
だが、同じ道を帰っても仕方が無いので、この間違い尾根を東に下れば、先程の
水場辺りに出られると思って藪尾根を進む。いつもの悪い癖。
驚いた事に藪の中にビールの空き缶が多量に捨てられている。コンな所で
大宴会やる奴が居るのかな?
間も無く例の岩隗の南を通過、此方からも形が良い。
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右手に見える古界名山の何と大人しい事。只の丸い山。
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すっかり安心していたら何時も間にか断崖の上、どうしようもないドン詰まり。
水場の真上らしい(13.00)。ポイントまであと50㍍なのに残念。
あっさりと撤退を決めたが、最初の場所まで登り返すのも癪なので少し戻って
沢の終点に降りて左尾根に乗り換えて再び岩隗前の稜線に戻る。
序での事に岩頭に立ちたいので右側の土のある所から回りこんで頂上へ
(13.12)。
僅かの平地には岩以外に何の標識も無い。写真を一枚。
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展望はまずまずで前方の榛名山塊全容が見事。左隅に伊香保も微かに見える。
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今度は一目散に稜線を下って「仙人の瀧」入り口に帰着(13.29)。
一寸、仙人の瀧の様子を見てくる。前回、仙人窟の途中で瀧上の水溜り場
を見たが殆ど流れが無かったから。この瀧は分岐から僅かに下ると
遠望ではあるが様子が判る。果たして50m進んだ位置から樹間を透か
してみると肉眼では瀧が見とめられないし、音もしない。
今年は何処でも水量が少ない。
下りの途中で数人の軽装の団体とすれ違い。各人がレジ袋を持っているので山菜
採りらしい。
いきなり「採れましたか?」ときた。「いや、山菜でなく山ですよ」と言うと
収穫を見せてくれた。タラッペとゼンマイ、それに名前は忘れたが天ぷらが
美味いというタラッペに似た木の芽が大量。確か入り口にこんな看板が
あるのに良いのかな?あれは施設内の事だからここらは関係無いか?
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駐車場に着いたのが13.53、未だ早いので大岩不動尊に寄る事にした。
目的は不動尊見物と「大岩山」への登山口の確認を兼ねている。
不動尊入り口の鳥居脇の空き地に駐車して参道を登り出す(14.07)。
約1.1kと書いてあるが登りなので長く感じる。舗装は最初だけで
直ぐにダート。
但し、無理すれば乗用車でも通行は可能に思えるし途中に2箇所ほど駐車可能な
場所もある。右手に大岩山の岩場、見事な絶壁だ。
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作業小屋を経てあと三百㍍の標示の所から左に渓流が現われる(14.27)。
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三又杉は現在二又、昭和34年の伊勢湾台風の時に一本折れたと書いてあるが
残ったものも補修跡が痛々しいし、裏から見ると惨憺たる有様。
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やがて荒れた石段の上に不動尊の神殿風建物、
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これが崖の下に食いこんでいるで危険なところ。落石があるだろうに
(14.34)。
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「霧降りの瀧」はそこから80mの奥、水量は少ないが直下から見ると滝の水が
途中の岩の出っ張りにぶつかって確かに霧になって下降してくる。但し写真では
判らない。
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滝壷付近はこんな感じ。
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丁度来合せたこの不動尊のオーナーさんと暫く雑談をして、序でに車で
下まで送ってもらった。此の辺の山全ては先祖伝来で守っていて
参道や周辺の整備は全て自費とのこと。
大岩山はやはり三叉杉脇の林道から登れる事、南面にも登路があるが
一人では無理とか色々教えて戴いた。帰着は15.19。
いずれ、大岩山にも挑戦することになるようだ。
ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。
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運の強いメガネですね、私も近くは近視のメガネを
外したほうが良く見えるので、たびたびメガネを忘れ
て来ます、最近はツルに紐をつけて首からぶら下げて
います。タラの芽のような山菜はコシアブラでは無
いでしょうか?。一昨日、二王子岳(新潟県胎内市)
に登った帰りに、近くにあったソバ屋さんで、山菜
テンプラそばを食べてきましたがその中にコシアブラ
も入っていて、山の香り・春の香りがして美味しかった
です。
展望台と紹介されている山ですね。
HP拝見しました。残雪の見事な写真に圧倒されました。
アッ 巨人が同点に追いつきました。矢野のホームランとは
珍しいこと。
我家では昨日から連休で家族が集合してしているので
当分、山は休みになりそうです。
折角出てきたメガネには紐でも付けましょう。
今年は軽アイゼンも歩行中に流してしまっているので
気をつけるようにします。それでなくても74歳を過ぎると時々
ボケを自覚しますので。