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倉渕の何処かに行こうかと300選で見たら「雨ん坊主」と言う変わった
名前の山が目に付いたが行動7時間とあったのでとても爺イの範疇ではない。
それなら途中にある「大峯」は?と調べたら「群馬山岳移動通信」氏の
8年前の記事を見つけた。いつも後追いなので今回も参考にさせて戴く
事にした。406号線を西進、権田信号で54号線に入って
0.9k地点に釣堀の看板を見て左折。この角には百庚申の石仏群が
あるところは流石に倉渕だ。
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ここから2キロ、釣堀の所で舗装が切れ、何やら荒れ道に見える
林道が続くので路傍に駐車して歩き出す。(11.00)
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間も無く工事用道路との分岐、
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作業中の人に「熊が出たから気を付けて」と声を掛けられ一瞬ギクッ。
「日曜は熊も休みでしょ」とフザケタ返事で前進するも急に熊避け鈴を
3個に増やして警戒態勢。やがて目印の「三沢林道大日陰線」の標柱の
ある分岐を左折。(11.20)
ここを直進する道は「三沢林道」と言われ蛇行しながら西南に向い
雨ん坊主から北に流れる稜線が「小石祠」から東に分かれて下る道に
合流するはず。

問題の放置車両は今も其の侭で野ざらし。
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この辺りの数本ある渓谷は綺麗で見応えがある。
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左岸を南西にダラダラ登って「大峯線」の標示で再び左折。(11.33)
ここの標高は738m。
ここを直進する道は「営林署専用道路」と言われるもので大峯からの
厄介な稜線歩きをしないでも送電線下で巡視路入り口に到達し「雨ん坊主」
の東稜線に取りつく事が出きる模様。
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今度は右岸に渡って北に戻るように進み、右からの最初の尾根が林道に
下がって来ている所で尾根に向う作業道風な道発見。目の前にカーブミラー
があるので分かり易い。(11.38)
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草茫々で歩き難い道であるが小尾根は外し様が無いので何とか踏み跡を辿れる。
やがて西南へのきちんとした稜線に到達、境界杭もあるのでもう安心。
(11.55)
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木の間越しに右手に大ピーク、多分大峯だろうが予想より遥かにトンガリ峰。
コブを越えると傾斜は厳しい直登、正にジジイ殺しとはこんな山道だ。
何か黒い物が視界を横切った。来たか?と身を屈めて様子を覗うと黒いもの
もじっとして此方を見下ろしている。カモシカだった。カメラを構えて
近寄るが余り性急過ぎた様で一枚シャッターを切った時点で音も無く谷側に
消えていってしまった。(12.20)
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尾根道は益々急坂になり一歩一歩頑張るが遂に堪らずに右からの尾根に
一旦逃げる。ここからも急登は大差はないが雑木が多いので何とか進める。
今度は目の眩むような岩尾根、慎重に抜け出しても幾つものコブが連続して
いて中々頂上まで届かない。
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いよいよ最後のピーク手前に苔生した境界杭、大分時代物なのか、環境のせいか?
数分で石宮のある頂上。(12.50-13.35)
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ここは南北に数十㍍の場所で展望は360度と言いたいが北の榛名は樹葉が
邪魔、遠くは霞だが写真を何枚か撮ったり昼食で大休止。標識も無いので
急遽製作して取りつけ。
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紅葉もチラホラ。
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目の前に見える大きなのは「浅間隠」なんだろうか?
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頂上が二つに割れて見えるのが別名「矢筈山」の由来かも。そうでなければ
二つの山が重なっている?
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鉄塔の見える山は無名の山でその奥にポチッと見えるのが多分「雨ん坊主」、
その左にほんの僅か頭が見えるのが「角落」かな。
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この山並はその右手に見える連山だが何山なのか、全く見当もつかないが
姿は立派。(後記・フーさんの写真により竜ヶ岳と笹塒山と判明)
帰途は極めて慎重、滑り落ちないようにソロソロと。
林道に降り立ったのが14.03、だらだらと林道を下って釣堀脇の
駐車場所に帰着。(14.39)
途中で珍しいものを発見。道祖神で知られた倉渕の中でも特筆される
「丸彫単体のニ神像」で文化財に指定されている「猪毛の道祖神」である。
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元はニ体あったが災害により一体は紛失、一体は破損。写真の奥に見える
破損像がそれ。手前のニ体は江戸中期に再製作されたもの。
そもそもニ神像は「三河型」と言われるもので関東には無い。
始まりは「下但馬守」で信玄の輩下の武将、西上野の目付け
として永禄年間にこの地に派遣され、自分の信仰するこの石像を持ってきて
この地にまつったらしい。ここは下一族の居館跡。武田滅亡後は北條に属し
たとの事。何か一杯の飾り物に囲まれているが、これは万病を癒すという
信仰のため祭礼の時には頭痛には頭巾、耳垂れには吹き竹、腹の病は手拭、
足の病は草鞋を夫々二つ供えるため。
雨ん坊主は今日の大峰から南に下って稜線を西南に辿って直線距離
1.73kで鉄塔下に至り其処から営林用専用道路を使って巡視路を経て
東尾根の厳しい登りを行かなくてはならない。とても手に負えそうにも
無いが、もしかするとこのコースではなく、西の三沢林道を奥まで進んで
「中垣岩」との稜線を使って北から接近すれば何とかなるかもしれない。
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名前の山が目に付いたが行動7時間とあったのでとても爺イの範疇ではない。
それなら途中にある「大峯」は?と調べたら「群馬山岳移動通信」氏の
8年前の記事を見つけた。いつも後追いなので今回も参考にさせて戴く
事にした。406号線を西進、権田信号で54号線に入って
0.9k地点に釣堀の看板を見て左折。この角には百庚申の石仏群が
あるところは流石に倉渕だ。
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ここから2キロ、釣堀の所で舗装が切れ、何やら荒れ道に見える
林道が続くので路傍に駐車して歩き出す。(11.00)
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間も無く工事用道路との分岐、
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作業中の人に「熊が出たから気を付けて」と声を掛けられ一瞬ギクッ。
「日曜は熊も休みでしょ」とフザケタ返事で前進するも急に熊避け鈴を
3個に増やして警戒態勢。やがて目印の「三沢林道大日陰線」の標柱の
ある分岐を左折。(11.20)
ここを直進する道は「三沢林道」と言われ蛇行しながら西南に向い
雨ん坊主から北に流れる稜線が「小石祠」から東に分かれて下る道に
合流するはず。
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問題の放置車両は今も其の侭で野ざらし。
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この辺りの数本ある渓谷は綺麗で見応えがある。
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左岸を南西にダラダラ登って「大峯線」の標示で再び左折。(11.33)
ここの標高は738m。
ここを直進する道は「営林署専用道路」と言われるもので大峯からの
厄介な稜線歩きをしないでも送電線下で巡視路入り口に到達し「雨ん坊主」
の東稜線に取りつく事が出きる模様。
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今度は右岸に渡って北に戻るように進み、右からの最初の尾根が林道に
下がって来ている所で尾根に向う作業道風な道発見。目の前にカーブミラー
があるので分かり易い。(11.38)
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草茫々で歩き難い道であるが小尾根は外し様が無いので何とか踏み跡を辿れる。
やがて西南へのきちんとした稜線に到達、境界杭もあるのでもう安心。
(11.55)
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木の間越しに右手に大ピーク、多分大峯だろうが予想より遥かにトンガリ峰。
コブを越えると傾斜は厳しい直登、正にジジイ殺しとはこんな山道だ。
何か黒い物が視界を横切った。来たか?と身を屈めて様子を覗うと黒いもの
もじっとして此方を見下ろしている。カモシカだった。カメラを構えて
近寄るが余り性急過ぎた様で一枚シャッターを切った時点で音も無く谷側に
消えていってしまった。(12.20)
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尾根道は益々急坂になり一歩一歩頑張るが遂に堪らずに右からの尾根に
一旦逃げる。ここからも急登は大差はないが雑木が多いので何とか進める。
今度は目の眩むような岩尾根、慎重に抜け出しても幾つものコブが連続して
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ここは南北に数十㍍の場所で展望は360度と言いたいが北の榛名は樹葉が
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紅葉もチラホラ。
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目の前に見える大きなのは「浅間隠」なんだろうか?
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頂上が二つに割れて見えるのが別名「矢筈山」の由来かも。そうでなければ
二つの山が重なっている?
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鉄塔の見える山は無名の山でその奥にポチッと見えるのが多分「雨ん坊主」、
その左にほんの僅か頭が見えるのが「角落」かな。
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この山並はその右手に見える連山だが何山なのか、全く見当もつかないが
姿は立派。(後記・フーさんの写真により竜ヶ岳と笹塒山と判明)
帰途は極めて慎重、滑り落ちないようにソロソロと。
林道に降り立ったのが14.03、だらだらと林道を下って釣堀脇の
駐車場所に帰着。(14.39)
途中で珍しいものを発見。道祖神で知られた倉渕の中でも特筆される
「丸彫単体のニ神像」で文化財に指定されている「猪毛の道祖神」である。
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破損像がそれ。手前のニ体は江戸中期に再製作されたもの。
そもそもニ神像は「三河型」と言われるもので関東には無い。
始まりは「下但馬守」で信玄の輩下の武将、西上野の目付け
として永禄年間にこの地に派遣され、自分の信仰するこの石像を持ってきて
この地にまつったらしい。ここは下一族の居館跡。武田滅亡後は北條に属し
たとの事。何か一杯の飾り物に囲まれているが、これは万病を癒すという
信仰のため祭礼の時には頭痛には頭巾、耳垂れには吹き竹、腹の病は手拭、
足の病は草鞋を夫々二つ供えるため。
雨ん坊主は今日の大峰から南に下って稜線を西南に辿って直線距離
1.73kで鉄塔下に至り其処から営林用専用道路を使って巡視路を経て
東尾根の厳しい登りを行かなくてはならない。とても手に負えそうにも
無いが、もしかするとこのコースではなく、西の三沢林道を奥まで進んで
「中垣岩」との稜線を使って北から接近すれば何とかなるかもしれない。
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