クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

安中三角点探訪 H-25- 2-26

2013-02-27 12:51:01 | 三角点・宮標石その他標石
少しばかり寒気の緩みがきた。毎日首をすくめての引き篭もりでは
老化がどんどん早まるのでぶらりと三角点探訪。

目標は安中地区。既に合併地域を含めた高崎・吉岡町・榛東村の三角点の
探訪は終了しているので目下は安中に掛かっている。この地域の三角点は
71基だがタッチ済みは51基。残りの20基の内には挑戦する前から断念しているものが
8基もあり何れも山が深過ぎとか妙義山塊などの爺イには登れない位置にある。
相馬ヶ岳・谷急山・御岳(天狗山)・五臨・中尾山・霧積山・霜焼平・南砂板
などである。

今日は平場の四箇所を狙うがやや曰くつきのもの。

(1)四等 点名・乙中木 N-36-19-24-4 E-138-44-57-07 366.08m



この三角点は安中市管轄リストには記載されているが1/25000の地形図には載っていない
という継子扱いの可哀想な奴。
R-18で松井田バイパスを西進して五料信号の少し先の左折細道で妙義湖方面に。
丁字路にぶつかって右折する。国民宿舎方面に左折すればすぐ先が妙義湖の中木ダムだ。
僅かに雪の残る蛇行道を行き左側の「千蔵院」前で路傍駐車。この寺も地形図には
卍マークがないが市街地地図には載っている。



真言宗豊山派の寺だか山手に僅かの墓地があるだけで本堂らしきものも極めて
小さく中は荒れ果てている。
真言宗では線香を三本立てるのがきまりらしい。大日如来や弘法大師、その家先祖の
各々に供えるという気持ちと密教修行の身口意の三密の修行を表しているとか。
三密とは身口意(しんくい)の事で身密…肉体の修行(印を結ぶ)
口密…言葉の修行(真言を唱える)意密…精神の修行(瞑想をする)の事とは
100%某資料からの受け売りで爺イがそれらを理解している訳ではない。



この寺周辺には定番の石造物も少なく僅かにこれだけ。



肝心の三角点は道路の反対側で発見。整備状態は極めて良好。
地形図への記載漏れは後日、国土院に通知しておけば定期監修の時に反映される。





(2) 四等 点名・中島 N-36-18-09-8 E-138-48-14-06 278.05m



千蔵院からUターンせずにそのまま北上して「小山沢」信号でR-18に復帰、
もう一度五料信号に戻り右折してR-51で南進してI.C入り口を過ぎた先の丁字路は
左折でR-213に入る。右折すれば妙義神社方面。
高速道路下を潜って左手に松井田南中学が見えた所で適当に路傍駐車。
目標物は南の畑地の先の台地にある。河原風な場所を横切ってこの橋で小川を渡る。



丁度、西の方面に雪に覆われた浅間山が綺麗な姿を現した。



左手の土手の上で発見、道端なのでもう一本南の道を来れば畑地の横切りもなかった。







(3) 四等 点名・桑原 N-36-18-04-6 E-138-49-04-7 252.19m



R-213をそのまま東進し西横野小の僅か先の細道を左折してJAの駐車場。東北方面の
開けた畑地で難なく発見。ここの整備も良好。





(4) 三等 十二窪 N-36-17-11-4 E-138-49-01-03 229.15m



かってこの三角点は「松井田町人見村下西原」を所在地として松井田管轄にリストされて
いたがその当時から「要移転」と書かれていた。この「要」とはどうやらリスト上で
妙義町に移転させるという意味だったらしく、地形図にも三角点のマークはなく
経緯度も妙義町。但し、妙義町の資料では未だに所在地が松井田のままであるし
地形図にはこの位置に三角点マークはないと言う継子扱いのもの。

JAから東進して信越化学付近から切返して峠を越えて妙義町上高田に向かう。
蛇行道で峠を下って「十二」という変わった名の信号を左折して富岡町妙義庁舎の
豪華さにびっくりしながら駐車させてもらう。



庁舎の裏手に回ったところの一段高い場所で発見。
やれやれ、これは蓋つきの厄介なもの。このタイプは伊香保の高根展望台と同じ。





これを開けて中を見るには上部の小判型の所を下に押し込んでロックを外さなくては
ならないが適当な道具も持っていないので車のキイで試みたが歯が立たず。
でもここまで来てあっさりと諦めないのが爺イの根性。
庁舎裏手の雑物置き場を探してこんな金具を探し出して挑戦。



見事に成功しては見たが中を見てガックリ。極めて古いと感ずる三角点は頂部まで
土中に埋まって側面は見られない。これ以上は手が届かないので諦め。



(5)詳細不明 N-36-17-24-05 E-138-9-07-0 294.8m



なぜ不明かというと地形図には三角点マークがあるがどこのリストには載っていない
幽霊のようなもの。恐らく亡失でリストからは外したが地形図は修正忘れという所か?
だがとにかく現地に行ってみた。さっきの峠の頂点付近だがその場所は
新規に大規模な畑地として開発され厳重な柵の中。見渡してもそれらしきものは
見つからずに本日は切り上げ。



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