朝から雲が多い。遠出は止めにして二年前に行った水沢山簡便コース周回。
簡便とはつまり、観音コースを降りに使う足弱向きの周回である。
スタートは船尾滝駐車場(9.30)。紅葉や桜の時期でもないせいか、先客なし。
この道標に従って舗装の蛇行道に入る。滝まで30分の表示。
道端でモグラ君が名誉の戦死。良く聞く事に「太陽に当たって死んだ」があるが
それは誤りである。モグラは普段地中に住み、地上はめったに出てこないため
「太陽に当たって死んだ」と誤解されているが実際にはモグラはしばしば昼間でも
地上に現われ、人間が気付かないだけである。死んでいるのは、仲間との争いで地上に
追い出されて餓死したもの。実際、モグラは非常な大食漢で、胃の中に12時間以上
食物が無いと餓死してしまう。モグラの食事は掘られたトンネルに偶然引っかかって
トンネル内に落下してきた獲物を感知・採取するので地上では採食が不能らしい。
途中に休憩所のような広場があり、そこから遥かの彼方に船尾滝が見えた。
やがて船尾滝に至る石段の前、案内看板も石段の整備も観光客向けに行き届いている。
石段を経て東屋の前を通過すると左右の遊歩道を結ぶ橋、有名な「おんべ氷橋」はこの上流。
ここから滝見物。未だかなりの距離がある。
この滝は中盤の突起岩盤に流水がぶつかって四散しているのでよくある「釜」と云われる
「滝つぼ」は存在しないのはかって近くまで行って調べたベテラン氏の記事で明白。
でも爺イは自分の目で確かめることにした。
滝が四散しているという下方を見ると確かにそれらしいものはかすかに見える。で、
この写真の右下に写っている「おんべ氷橋」は通行止めの噂のもあるが先ずは
そこまで進むことに(10.04)。
橋を左に渡って左の遊歩道を登るが、どうやら殆ど使われていない感じで大荒れ。
山支度なしの観光客だと歩行不能に近い。
橋際に来ると噂どおりに封鎖されている。
手前の叢から上に行こうとしたが雑草の繁茂が濃くて下地の様子が見えないので
落石注意看板に従って断念。
封鎖されている「おんべ氷橋」を良く見ると新旧の板材が混じっているのでどうやら
修復はされているようだ。橋を渡って左岸に移る。こちらの口は封鎖なし。
橋の上から一枚。近づいてもさっきの写真と変わりがないが右手前に小滝。
こちら側にもさっきと同じの通行止め看板。だがこちらのは雑草の下に立派な石段が
見えたのでロープを潜って入り込んで藪を登る。
やがてこんな崩落止め工事の跡。直進しては方角が狂うので赤線のように大木の下を
左に回り込んで滝つぼの流れに近づく。
今度はこんな出っ張りを右に回りながら登っていく。
目の前に「ゆうやけ」さんが登ったと似たような沢が現れ良し!と気合が入る。
だが、足元を見たらその沢に渡る橋がない。深い切れ込みを越さなくてはならないのに。
良く周辺を見ると橋の残骸のようなものが残っていた。
尤も「ゆうやけ」さんが渡ったのがH-9であり、その時から既に壊れた橋だった。
やっぱり、当初の感のように右岸からやれば良かったのかな?と思いながらも
他の予定もあるので今日はここまで。
滝から離れて東屋前を通過して石段の手前から林道へのショートカット道に入る。
入り口にはきちんと石段が残っているのでかっては使われていたと思われる(10.23)。
直ぐに雑木林の中に入り込む。とは云っても特に道がある訳でもなく何となく
右目の上を目指すだけ。
やがて「小野関三太夫」さんの雨乞い祈願の碑。榛名山塊に五箇所ある。
直ぐに林道に飛び出し遊歩道入り口に向かう。この入り口は出口としては何でもないが
目印が無いので登りで初めてきたら先ず見つからないだろう。
で、紙上?案内。
林道は蛇行しているが何れこの倒木を潜る。
倒木が撤去されてもその先の大岩は動かないだろう。
その角の右手の雑木の中に古い道標。ここから左に蛇行。
次に右旋回の正面にこんな道標。これも雑草の中。ここから右旋回。
直ぐに林道は行き止まり、見た目は崩落の様。
その少し手前の左手になにやらコンクリートのもの。古い堰堤の関連か?
赤線のように縁を通って行く。踏み跡がかすかに見られる(10.45)。
岩の脇を進むと堰堤にぶつかるのでその右端の石が積まれた箇所から乗り越えて左目に。
チラホラと見え出す赤マークを辿ると漸く遊歩道の木枠段。稜線を目指して
急斜面を登るので上手い蛇行はしているが歩行傾斜は老人にはきつい。
左手のこんな岩塊脇を通過すると
前方に大きな稜線が見えた。このコースにはこんな大稜線が二つある。
そして稜線に到着、道標が降り専用に船尾滝を示す一枚きり無いのでうっかりすると
綺麗な左へ行きそうになるがここは右折で上り傾斜の木枠段(11.13)。
道は西方に向くが間もなく丁字路の道標で右折。
途中の道標を見ながら第二の大稜線に向かう。
前方に見えてくるのは稜線手前の小尾根、そこを進んで大稜線の中腹の平坦道を
辿る。
最後は突然に稜線に向かって急な木枠段。
で、第二稜線に到着すると今度は道標に従って左折(11.40)。
綺麗な平坦な稜線に安心するのは暫くの間だけ。
既に疲れた老人の足にはやや酷となる小突起が続け様に現れてうんざり。
目印のこの大岩を過ぎると
一寸した展望箇所が北に出張っていて貴重な景観。
右手には水沢山、既に電波塔の横に来ているらしいが南からの姿は誠に優しい形。
行く手の西方は二つ岳方面らしい。
再び楽な道をのんびり歩くと
いよいよ、最後の藪に突入する。
途中の木のコブに古い目印が銜え込まれていた。木のコブの右半分は
鬼の面にも見えるし左半分は笑っている蛙の顔に見えたのは
相当疲れているせいか?
漸くのことに林道に到着(12.24-12.35)。
目の前に「榛名県有林」の大木柱や道標。
少し休んで水沢山西登山口に向かって約400Mの林道歩き。この道標で再び山に入る。
途中の分かれ道に宮標石第一号。
この辺は榛名特有の軽石のザレ場が続くので傾斜のきついところは歩きにくい。
森村誠一の「人間の条件」を思い出すような帽子が道標に懸かっている。
何人かの下山者とすれ違いながら何とか電波塔前。此処で昼食(13.08-13.30)。
再開すると今度は登山気分満点の露岩の道のアップダウンを繰り返す。
こんな岩尾根を二箇所ほど。
頂上手前で宮標石第二号。
そして誰も居なく曇りや靄で展望皆無の頂上(13.45-13.55)。
折角の山名方位盤も出番なし。
三角点は貫禄十分だが三等君。
本日の爺イ。
榛東のソーラーパークが予想外の巨大さで目に映る。
山はこれが精一杯、相馬に榛名富士、二つ岳と定番のみ。
一人だけ登ってきた人と雑談ののち、水沢観音側に下山開始。直ぐに石宮一基。
直ぐ下に今度は供え物多数の石宮ニ基。ぞろぞろと下から登山者。爺イが下山する
までに彼らの殆ど全てに降りで追い抜かれた。
脇に宮標石第三号。
左に小さな広場、右が開けているのでここが「東の肩」かな?
やがて石像の並ぶ所の手前に宮標石第四号。
石像物、右端だけ新規のものらしい(14.16)。
膝がガタガタになる頃中間点の「休み石」、下り上りともIKの表示。
更に下ると漸く水沢観音への右への分岐。
直進の笹道を50M位進むと石碑が三基あるので写真を撮って引き返し。
ここからも嫌になるくらいの長い道。何とか登山口に到着して観音とは反対の
東に向かう(15.20)。
林間の道はこんな感じで歩きやすいが2K弱あるので飽きが来る。
この辺は多くの林道支線が開発されているのでぼんやりすると迷いやすい。
道中唯一の道標。
この林道が長いこと閉鎖されていた原因の崩落箇所は三箇所とも完璧に
修復されていた。
とうとう終点でこの縞鋼板の橋を渡って
駐車場に無事に帰着(15.44)。14400歩。
今日の花
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簡便とはつまり、観音コースを降りに使う足弱向きの周回である。
スタートは船尾滝駐車場(9.30)。紅葉や桜の時期でもないせいか、先客なし。
この道標に従って舗装の蛇行道に入る。滝まで30分の表示。
道端でモグラ君が名誉の戦死。良く聞く事に「太陽に当たって死んだ」があるが
それは誤りである。モグラは普段地中に住み、地上はめったに出てこないため
「太陽に当たって死んだ」と誤解されているが実際にはモグラはしばしば昼間でも
地上に現われ、人間が気付かないだけである。死んでいるのは、仲間との争いで地上に
追い出されて餓死したもの。実際、モグラは非常な大食漢で、胃の中に12時間以上
食物が無いと餓死してしまう。モグラの食事は掘られたトンネルに偶然引っかかって
トンネル内に落下してきた獲物を感知・採取するので地上では採食が不能らしい。
途中に休憩所のような広場があり、そこから遥かの彼方に船尾滝が見えた。
やがて船尾滝に至る石段の前、案内看板も石段の整備も観光客向けに行き届いている。
石段を経て東屋の前を通過すると左右の遊歩道を結ぶ橋、有名な「おんべ氷橋」はこの上流。
ここから滝見物。未だかなりの距離がある。
この滝は中盤の突起岩盤に流水がぶつかって四散しているのでよくある「釜」と云われる
「滝つぼ」は存在しないのはかって近くまで行って調べたベテラン氏の記事で明白。
でも爺イは自分の目で確かめることにした。
滝が四散しているという下方を見ると確かにそれらしいものはかすかに見える。で、
この写真の右下に写っている「おんべ氷橋」は通行止めの噂のもあるが先ずは
そこまで進むことに(10.04)。
橋を左に渡って左の遊歩道を登るが、どうやら殆ど使われていない感じで大荒れ。
山支度なしの観光客だと歩行不能に近い。
橋際に来ると噂どおりに封鎖されている。
手前の叢から上に行こうとしたが雑草の繁茂が濃くて下地の様子が見えないので
落石注意看板に従って断念。
封鎖されている「おんべ氷橋」を良く見ると新旧の板材が混じっているのでどうやら
修復はされているようだ。橋を渡って左岸に移る。こちらの口は封鎖なし。
橋の上から一枚。近づいてもさっきの写真と変わりがないが右手前に小滝。
こちら側にもさっきと同じの通行止め看板。だがこちらのは雑草の下に立派な石段が
見えたのでロープを潜って入り込んで藪を登る。
やがてこんな崩落止め工事の跡。直進しては方角が狂うので赤線のように大木の下を
左に回り込んで滝つぼの流れに近づく。
今度はこんな出っ張りを右に回りながら登っていく。
目の前に「ゆうやけ」さんが登ったと似たような沢が現れ良し!と気合が入る。
だが、足元を見たらその沢に渡る橋がない。深い切れ込みを越さなくてはならないのに。
良く周辺を見ると橋の残骸のようなものが残っていた。
尤も「ゆうやけ」さんが渡ったのがH-9であり、その時から既に壊れた橋だった。
やっぱり、当初の感のように右岸からやれば良かったのかな?と思いながらも
他の予定もあるので今日はここまで。
滝から離れて東屋前を通過して石段の手前から林道へのショートカット道に入る。
入り口にはきちんと石段が残っているのでかっては使われていたと思われる(10.23)。
直ぐに雑木林の中に入り込む。とは云っても特に道がある訳でもなく何となく
右目の上を目指すだけ。
やがて「小野関三太夫」さんの雨乞い祈願の碑。榛名山塊に五箇所ある。
直ぐに林道に飛び出し遊歩道入り口に向かう。この入り口は出口としては何でもないが
目印が無いので登りで初めてきたら先ず見つからないだろう。
で、紙上?案内。
林道は蛇行しているが何れこの倒木を潜る。
倒木が撤去されてもその先の大岩は動かないだろう。
その角の右手の雑木の中に古い道標。ここから左に蛇行。
次に右旋回の正面にこんな道標。これも雑草の中。ここから右旋回。
直ぐに林道は行き止まり、見た目は崩落の様。
その少し手前の左手になにやらコンクリートのもの。古い堰堤の関連か?
赤線のように縁を通って行く。踏み跡がかすかに見られる(10.45)。
岩の脇を進むと堰堤にぶつかるのでその右端の石が積まれた箇所から乗り越えて左目に。
チラホラと見え出す赤マークを辿ると漸く遊歩道の木枠段。稜線を目指して
急斜面を登るので上手い蛇行はしているが歩行傾斜は老人にはきつい。
左手のこんな岩塊脇を通過すると
前方に大きな稜線が見えた。このコースにはこんな大稜線が二つある。
そして稜線に到着、道標が降り専用に船尾滝を示す一枚きり無いのでうっかりすると
綺麗な左へ行きそうになるがここは右折で上り傾斜の木枠段(11.13)。
道は西方に向くが間もなく丁字路の道標で右折。
途中の道標を見ながら第二の大稜線に向かう。
前方に見えてくるのは稜線手前の小尾根、そこを進んで大稜線の中腹の平坦道を
辿る。
最後は突然に稜線に向かって急な木枠段。
で、第二稜線に到着すると今度は道標に従って左折(11.40)。
綺麗な平坦な稜線に安心するのは暫くの間だけ。
既に疲れた老人の足にはやや酷となる小突起が続け様に現れてうんざり。
目印のこの大岩を過ぎると
一寸した展望箇所が北に出張っていて貴重な景観。
右手には水沢山、既に電波塔の横に来ているらしいが南からの姿は誠に優しい形。
行く手の西方は二つ岳方面らしい。
再び楽な道をのんびり歩くと
いよいよ、最後の藪に突入する。
途中の木のコブに古い目印が銜え込まれていた。木のコブの右半分は
鬼の面にも見えるし左半分は笑っている蛙の顔に見えたのは
相当疲れているせいか?
漸くのことに林道に到着(12.24-12.35)。
目の前に「榛名県有林」の大木柱や道標。
少し休んで水沢山西登山口に向かって約400Mの林道歩き。この道標で再び山に入る。
途中の分かれ道に宮標石第一号。
この辺は榛名特有の軽石のザレ場が続くので傾斜のきついところは歩きにくい。
森村誠一の「人間の条件」を思い出すような帽子が道標に懸かっている。
何人かの下山者とすれ違いながら何とか電波塔前。此処で昼食(13.08-13.30)。
再開すると今度は登山気分満点の露岩の道のアップダウンを繰り返す。
こんな岩尾根を二箇所ほど。
頂上手前で宮標石第二号。
そして誰も居なく曇りや靄で展望皆無の頂上(13.45-13.55)。
折角の山名方位盤も出番なし。
三角点は貫禄十分だが三等君。
本日の爺イ。
榛東のソーラーパークが予想外の巨大さで目に映る。
山はこれが精一杯、相馬に榛名富士、二つ岳と定番のみ。
一人だけ登ってきた人と雑談ののち、水沢観音側に下山開始。直ぐに石宮一基。
直ぐ下に今度は供え物多数の石宮ニ基。ぞろぞろと下から登山者。爺イが下山する
までに彼らの殆ど全てに降りで追い抜かれた。
脇に宮標石第三号。
左に小さな広場、右が開けているのでここが「東の肩」かな?
やがて石像の並ぶ所の手前に宮標石第四号。
石像物、右端だけ新規のものらしい(14.16)。
膝がガタガタになる頃中間点の「休み石」、下り上りともIKの表示。
更に下ると漸く水沢観音への右への分岐。
直進の笹道を50M位進むと石碑が三基あるので写真を撮って引き返し。
ここからも嫌になるくらいの長い道。何とか登山口に到着して観音とは反対の
東に向かう(15.20)。
林間の道はこんな感じで歩きやすいが2K弱あるので飽きが来る。
この辺は多くの林道支線が開発されているのでぼんやりすると迷いやすい。
道中唯一の道標。
この林道が長いこと閉鎖されていた原因の崩落箇所は三箇所とも完璧に
修復されていた。
とうとう終点でこの縞鋼板の橋を渡って
駐車場に無事に帰着(15.44)。14400歩。
今日の花
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