今日はマイナー登山の極みと云われそうな1271mの榛名・孫岳、
それでも先日の柏木山への途中でその姿を目にして行きたくなった。
実に12年振りの訪問となる。
何通りもあるアプローチの内、北ルートの「鷲ノ巣風穴」から。
伊香保森林公園の管理棟に駐車して約450m西の登山口に向かう。(10.04)
この道標が登山口、結果として二つ岳の鞍部から雄岳の八合目を経て遊歩道を
一寸下ってから窪を渡って孫岳に取りつく行程になった。
直ぐに道標によって右上方の鷲ノ巣風穴への道に進む。
そして鷲ノ巣風穴。
一合目のマークを右に見て雄岳・雌岳へ登山開始。
やかて風穴利用貯蔵庫跡、天然の冷蔵庫だったらしい。だが「風」の
略字が点二つではなく「凡」という時代があったのかな? 尤も点二つも
フォント化はされていないし「凡」も「ハン」で風の略字としては
フォント化はされていないのは同様の様だ。こんなのを手書き略字と
云うのかな?
登路は蛇行する岩の道だが人工的に整備されたものが長い間に
崩れたという感じ。
二合目の標識を通過、これ以後も存在しているのだろうが、足元ばかり
みて進んだので以後は確認していない。
中盤からは傾斜の厳しい斜面の九十九折りで前進距離は稼げない。
数少ない道標の一つ、行先までの距離が欲しい所だ。
傾斜の具合と足場の様子
避難小屋まで200mの表示、今は二つ岳の分岐から50m東に移動しているが
これは分岐までとの理解でよいだろう。
蛇行の一辺が突然長くなり大きなうねりを東へ跨ぎ新しい窪の縁を歩く。
やっと前方に切通しが見えて終盤が近いことを感じたが実情は
もう足がパンパンで相当な疲労度。この辺で既に情けなくも
孫岳の前に二つ岳に登ることは断念。歳は取りたくないと自嘲気味。
すぐ脇の日陰の溝には未だ残雪。先日見た相馬山北斜面の白い
筋は多分こんな残雪だったのだろう。
ヘロヘロ状態で漸く遊歩道に到着。ここの標高は約1210m程度だから
出発点からの推定1.5k、比高230mを一時間二十分も掛かっている。(11.24)
雌岳は無視して直ぐに雄岳に向かうがたつた等高線で三本程度だが
これが可成り厄介で一山登りの感じもする。
何とか急登を乗り切るとやや平坦場所で前方に微かに雄岳8合目の
登山口道標が見えた。
分岐の道標で雄岳パスでオンマ谷駐車場に向かう。
孫岳へのルート入口が記憶にないので探りを入れる。
ここかな?の様な気もするし
こっちだろうとも思われ暫く窪の対岸を睨んで観察。と、後ろから
元気のよい二人組が孫岳に行くと云って先行して深い落ち葉の
堆積した窪に突入したので「付いていきますよ!」と断って後追い。
先行者はどんどんとこんな斜面に取りついて灌木を分けてジグザグに
登り始めた。一人が逡巡したかのように遅れたが先頭者の掛け声で
進んでいく。
爺イにはそんな度胸も馬力もない。二人を見送った後、ずつと右に
回り込んでリボンのついた孫岳の西尾根の垂れに取りつくという
何時もの安全策。
この孫岳の山頂台地は30m位の東西台地でその間に三つの突起がある。
二つ目の突起を越えて東端の標識を見に行くが途中でもう下山する
二人とすれ違い。
頂上着。正面にドーンと大きな雌岳。緑の時期には登山路も見えるが
今は周囲に同化して確認できない。(12.10)
左にはアンテナを背負った雄岳の雄姿。
標識の生き残りは一枚だけ。
そして12年ぶりの孫岳と爺イ。
休憩と軽食を済ませてさっさと下山。遊歩道に戻って標識を見つけて
苦笑い。下からの登山者に見やすい角度で大木の陰に設置してあるので
上からは気づきにくい。
急降の石段の道を膝に負担が掛からぬように静かに進行。
この橋で遊歩道着。推定1271mの孫岳から約170m下ったオンマ谷到着。(13.05)
今度はオンマ谷を東進して「まゆみの原」を通り雌岳登山口を経て
遊歩道分岐から「むし湯跡」を通過して管理棟に直行で帰着する。
出だしはこんな感じのやや下り道。芽吹きは未だなので殺風景。
こんな石畳みの様なものも。
丁度孫岳の南直下で見上げると登路無しの円錐形急斜面。
かってはここから強引に登り上げたが水平直線距離330mで
標高差200mだから今の爺イでは無理だろう。
この遊歩道は何処から「まゆみの原」と呼ぶのか分からないが
この看板を越えるあたりから様相が一変し岩石ゴロゴロで道跡不鮮明。
こんな所で迷子になるかと心配したらこんな架け橋で救われる。
でもその先のこんな岩場はどっちへ行くのか分からなく困惑。
前方の架け橋で再び助かる。これが無かったときは
皆さんどうしたんだろうか?
雌岳分岐まで80mの標高差があるので傾斜も半端ではない。まして意識は
たかが、遊歩道として舐めて掛かっているからそのギャップは大きい。
やっと道標に「管理棟」の文字が現れて安心。
崩落止めの脇を通過、何となく気味悪く無理して足早に。
やがて前方に分岐が見える。
ますます傾斜は増してきつい登山と変わらない。
何とか雌岳分岐に辿り着く。休憩ベンチで一呼吸。(14.03)
これが雄岳・雌岳への登山道入口。
蒸し風呂分岐まではあと20mの標高差だか足取りは重い。
分岐の道標。降る前に一寸先の相馬山ルート入口で置き忘れ
メガネを探索するも見つからずで残念。記憶違いだろう。
帰路はこんな長い長い木枠段で始まる。掃部ヶ岳より長いかな?
こんな遊歩道交点を過ぎると
銘は分からないが質素な石宮に一礼。
またまた、長い木枠段下り。
そしてむし湯跡。かっては四軒もの旅館と聞くとガラメキ温泉を
連想させる。
すぐ下で又、遊歩道の交叉。道標にない管理棟目指して北上。
三度目の木枠段下り、膝がガクガク。
今の時期はひっそりしている野鳥観察の「シダ池」を一寸眺めてから
巨岩帯を通過。
去年の秋、紅葉時期を外して残念がった「もみじの広場」を通過して
予定通り管理棟へ正面通路から無事に帰着。(14.42)
ご来訪の序に下のバナーをポチッと。
登山・キャンプランキング
それでも先日の柏木山への途中でその姿を目にして行きたくなった。
実に12年振りの訪問となる。
何通りもあるアプローチの内、北ルートの「鷲ノ巣風穴」から。
伊香保森林公園の管理棟に駐車して約450m西の登山口に向かう。(10.04)
この道標が登山口、結果として二つ岳の鞍部から雄岳の八合目を経て遊歩道を
一寸下ってから窪を渡って孫岳に取りつく行程になった。
直ぐに道標によって右上方の鷲ノ巣風穴への道に進む。
そして鷲ノ巣風穴。
一合目のマークを右に見て雄岳・雌岳へ登山開始。
やかて風穴利用貯蔵庫跡、天然の冷蔵庫だったらしい。だが「風」の
略字が点二つではなく「凡」という時代があったのかな? 尤も点二つも
フォント化はされていないし「凡」も「ハン」で風の略字としては
フォント化はされていないのは同様の様だ。こんなのを手書き略字と
云うのかな?
登路は蛇行する岩の道だが人工的に整備されたものが長い間に
崩れたという感じ。
二合目の標識を通過、これ以後も存在しているのだろうが、足元ばかり
みて進んだので以後は確認していない。
中盤からは傾斜の厳しい斜面の九十九折りで前進距離は稼げない。
数少ない道標の一つ、行先までの距離が欲しい所だ。
傾斜の具合と足場の様子
避難小屋まで200mの表示、今は二つ岳の分岐から50m東に移動しているが
これは分岐までとの理解でよいだろう。
蛇行の一辺が突然長くなり大きなうねりを東へ跨ぎ新しい窪の縁を歩く。
やっと前方に切通しが見えて終盤が近いことを感じたが実情は
もう足がパンパンで相当な疲労度。この辺で既に情けなくも
孫岳の前に二つ岳に登ることは断念。歳は取りたくないと自嘲気味。
すぐ脇の日陰の溝には未だ残雪。先日見た相馬山北斜面の白い
筋は多分こんな残雪だったのだろう。
ヘロヘロ状態で漸く遊歩道に到着。ここの標高は約1210m程度だから
出発点からの推定1.5k、比高230mを一時間二十分も掛かっている。(11.24)
雌岳は無視して直ぐに雄岳に向かうがたつた等高線で三本程度だが
これが可成り厄介で一山登りの感じもする。
何とか急登を乗り切るとやや平坦場所で前方に微かに雄岳8合目の
登山口道標が見えた。
分岐の道標で雄岳パスでオンマ谷駐車場に向かう。
孫岳へのルート入口が記憶にないので探りを入れる。
ここかな?の様な気もするし
こっちだろうとも思われ暫く窪の対岸を睨んで観察。と、後ろから
元気のよい二人組が孫岳に行くと云って先行して深い落ち葉の
堆積した窪に突入したので「付いていきますよ!」と断って後追い。
先行者はどんどんとこんな斜面に取りついて灌木を分けてジグザグに
登り始めた。一人が逡巡したかのように遅れたが先頭者の掛け声で
進んでいく。
爺イにはそんな度胸も馬力もない。二人を見送った後、ずつと右に
回り込んでリボンのついた孫岳の西尾根の垂れに取りつくという
何時もの安全策。
この孫岳の山頂台地は30m位の東西台地でその間に三つの突起がある。
二つ目の突起を越えて東端の標識を見に行くが途中でもう下山する
二人とすれ違い。
頂上着。正面にドーンと大きな雌岳。緑の時期には登山路も見えるが
今は周囲に同化して確認できない。(12.10)
左にはアンテナを背負った雄岳の雄姿。
標識の生き残りは一枚だけ。
そして12年ぶりの孫岳と爺イ。
休憩と軽食を済ませてさっさと下山。遊歩道に戻って標識を見つけて
苦笑い。下からの登山者に見やすい角度で大木の陰に設置してあるので
上からは気づきにくい。
急降の石段の道を膝に負担が掛からぬように静かに進行。
この橋で遊歩道着。推定1271mの孫岳から約170m下ったオンマ谷到着。(13.05)
今度はオンマ谷を東進して「まゆみの原」を通り雌岳登山口を経て
遊歩道分岐から「むし湯跡」を通過して管理棟に直行で帰着する。
出だしはこんな感じのやや下り道。芽吹きは未だなので殺風景。
こんな石畳みの様なものも。
丁度孫岳の南直下で見上げると登路無しの円錐形急斜面。
かってはここから強引に登り上げたが水平直線距離330mで
標高差200mだから今の爺イでは無理だろう。
この遊歩道は何処から「まゆみの原」と呼ぶのか分からないが
この看板を越えるあたりから様相が一変し岩石ゴロゴロで道跡不鮮明。
こんな所で迷子になるかと心配したらこんな架け橋で救われる。
でもその先のこんな岩場はどっちへ行くのか分からなく困惑。
前方の架け橋で再び助かる。これが無かったときは
皆さんどうしたんだろうか?
雌岳分岐まで80mの標高差があるので傾斜も半端ではない。まして意識は
たかが、遊歩道として舐めて掛かっているからそのギャップは大きい。
やっと道標に「管理棟」の文字が現れて安心。
崩落止めの脇を通過、何となく気味悪く無理して足早に。
やがて前方に分岐が見える。
ますます傾斜は増してきつい登山と変わらない。
何とか雌岳分岐に辿り着く。休憩ベンチで一呼吸。(14.03)
これが雄岳・雌岳への登山道入口。
蒸し風呂分岐まではあと20mの標高差だか足取りは重い。
分岐の道標。降る前に一寸先の相馬山ルート入口で置き忘れ
メガネを探索するも見つからずで残念。記憶違いだろう。
帰路はこんな長い長い木枠段で始まる。掃部ヶ岳より長いかな?
こんな遊歩道交点を過ぎると
銘は分からないが質素な石宮に一礼。
またまた、長い木枠段下り。
そしてむし湯跡。かっては四軒もの旅館と聞くとガラメキ温泉を
連想させる。
すぐ下で又、遊歩道の交叉。道標にない管理棟目指して北上。
三度目の木枠段下り、膝がガクガク。
今の時期はひっそりしている野鳥観察の「シダ池」を一寸眺めてから
巨岩帯を通過。
去年の秋、紅葉時期を外して残念がった「もみじの広場」を通過して
予定通り管理棟へ正面通路から無事に帰着。(14.42)
ご来訪の序に下のバナーをポチッと。
登山・キャンプランキング
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます