汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 暗影

2010年09月06日 | 初期中期の詩
紅の空が 鳥たちを誘惑する
超然とした現実に 息を吐いた温かみだけが蠢いている
人の声が聞こえないのは 一体なぜ
一瞬の苦痛を探すために 雑木林が風に囁きかけている 

自然の美が 僕を夢の世界へと誘う
それが安らぐ一番の方法と想うあまり 腕の痙攣が止まらない

修繕されたはずの想い出
闇に木霊している モクレンの花
行き着いた場所に眠っている 僧侶の表情は 何処か険しい

胸の中で鼓動が悲鳴を上げている
このしがらみだらけの世界に抵抗するために
投げ放した凶器に 人々は悦び感情を見出している

集中していく重力の作用によって この世界は形創られた
全体が限りなくゼロに近づくまさにその時に 
自然の真理は その姿を現す
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