汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 分散

2010年09月15日 | 初期中期の詩
悪態つく 世襲の要 白い粉が宙に舞いながら
その光の乱反射の中で 虚空を舞う
しらを切って睨みつける鬼の形相に
斜に構えた朝顔の蔓が 太陽の首を締め付ける
それが一種の悦楽を生み出し それらの記憶は
太古の昔に 追憶の様相を成して 時代をも凌駕する

夏はその儚い夢の中で 孤独に夢を見る
鶴が舞いながら 子守唄を唄えば 赤子はその先に
赤色の幻視と 厚意に包まれた優しさを見つめる

連動していく言葉の順列
くどい言い廻しに 力は尽きた
起承転結を望んだ筈が 答えの無い途を描き出している
それは熱く煮えたぎっているスープのよう
色々と混ざり込んだ調味料が 新たな幻想を生む無限
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