汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの唄 途筋

2010年09月25日 | 歌詞
未来の前に見えた
朧な眼差しをした少女の憂鬱
真赤な太陽が零した愛の雫を数え
溜息を吐いた夕暮れの渚

現実から隠れては
眼を背けて来た あなたの哀しみの表情に
幾つにも分かつ 奇跡の欠片を探した

粗暴な計らいに昏倒する 人間の慈しみ
妖艶さが滲み出る樹木に 集まる
虫達の壮大な命を賭けた戦い


未来を前に消えた
不遜な戯言に映える少年の悲壮
艶美な三日月が凍える愛の低落を見据え
溜息を溢した朝焼けの帳

現実から逃避した
安楽の中に 木霊する夢の景色でさえ
幾つにも滲む 蠱惑の花弁を見つける

孤独な途筋に傾聴する 人間の欺瞞さに
振り廻される命の価値は 強張る
動物の誇大な誇りを賭けた哀しみ
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