弄ぶ 心を
身体を震わせ あなたを受け入れる
イメージは壊れ 欲望の兆し
理性は混沌の中で あなたを捜した
傷跡から 流れる血
白い肌に透けるように 紅く静寂を創る
あなたの視線は微睡み 私に手を差しだす
そして 何かを求めるように 私の唇に触れる
高まる鼓動 傷口が開き 痛みが突き抜ける
子宮は胎動を始め あなたを待ち受ける
無上を味わうたびに 傷口は膨れ上がり
血を噴き出す まるで生きているように
悦びと憂鬱が交じり合う 汽水域の狭間で
感情が戸惑う あなたが好き 抱き締めたい
何処までも昇天して 一つになりたい
愛は潤いを滲ませ 湿潤した傷口は
あなたを求めるが故に 更に裂け 拡がる
あなたは困惑に陥り 二人は唇を求めあう
深い恍惚 命は鼓動する
あなたの愛に触れたくて
やがて孤独の裡で絶頂を迎える