汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 耽美詩

2012年03月21日 | 初期中期の詩

儚げの花 抑揚する空

総ては堕ちていく この空間

淋しげな瞳 私を求める手

欲しいならあげる 命を 哀しみを

 

広げたあなたの腕に 身体を馴染ませる

悦びはいつしか 小さな焔に変わる

鼓動は脈打ち続け 私は身体を震わせる

淋しげな瞳の あなたの腕に抱かれ

薔薇の花は紅く染まる 

 

妖艶な唇に 重ねるあなたの唇 

冷たい雪のような 静寂

 

その指で 私の瞳を奪う

焔は揺れ 遠い視線の向こうに 影を造る

まるで淋しさを隠すように 垂れる滴の音

 

貪るように 白い肌に視線を這わせる

風に揺れ 散っていく木の葉

愛欲に塗れる 私の身体 儚げな瞳

私だけのもの あなたの心に触れたい

遠くに微睡む 夢は幻 暁の太陽

あなたの腕の中で 動けないままの人形

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