ふとした不安 夜空は星に包まれている
あなたの腕の中で 浅い夢に浸る
悩ましいあなたの瞳
花の薫りのする 灰色の憂鬱
白い肌のする 雪のような静けさ
あなたは微笑んだ 白い景色に映る水色のように
幽かな幸せを確かめていた
情景は鬱蒼と 花は風に揺れた
満開の景色は いつまでもここにあると想っていた
あなたはいつまでも 私の胸に寄り添う
それこそ 愛の高揚は存在するはずだと
願っていた
それでも抱き合った 滲み出る汗
荒々しい心臓の鼓動 あなたを見つめて
互いの孤独をすり合わせた
無意識は混乱し やがて正気を失う程に
あなたを愛していた
無為な言葉など要らない
あなたは微笑み 私の唇を奪う
まるで冷たい身体が 熱を奪うように
すり合わせた頬が涙に濡れるとき
愛は帳を迎える まるで悲しむように
悠然と輝く星空 愛は儚い それは夢のよう
あなたを愛している
この腕の中で 続いていく永遠を