汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 夜想詩

2012年04月09日 | 初期中期の詩

指先には 濡れた花弁が

淋しさを隠して あなたに微笑みかけた

あなたの香りを知って 愛を知った

あなたの首筋に 流れる血の味を

花の揺れる 時間は止まったまま

あなたの唇に重ねた 愛に飢えた唇を

 

木々は鬱蒼と 森を彩る

咲き誇る光 薄明かりの湖 星の輝き

忘れない あなたの淋しさを

私の肌を伝う 冷たい指先の感触を

 

あなたの胸に刻んだ 愛の形

血に染まる心 温かさを知った 儚さの中で

愛は高揚していく 言葉を掛け合う度に

零れていく涙 寂しさは揺れる 花のように

温かな陽を受けて 生命は光り輝く

 

深い傷跡 水は流れ 河を造る

あなたの声がする 穏やかな眼差し

誇らしく咲く花は 愛を知った

 

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みやすけの詩 夜想詩

2012年04月09日 | 初期中期の詩

夜空の向こう 細やかな幸福の後

自然の息吹の中で 交わす言葉 感情

 

あなたの微笑み 遠い異国の風

揺れる星空 柔らかな掌に導かれ

僅かな幸せを噛み締めた

 

いつまでも続くと想っていた

温かな血の巡りも 空を駆ける風の音も

宇宙の果てに続く 生命の輪廻も

 

跡形もなく消え去るとき

移ろい行く季節の中で 一輪の花を見つけた

あなたの腕の温もりも 

擦れ違い過ぎ去る時間の切なさも

蒼空を流れる星のように

消えそうな吐息を 両手で抱き締める

 

愛は儚き夢のよう

同じ星に生れ 移ろい行く生死を見つめ

やがて愛することを見つけた

永遠を手に入れたくて 自分の痕跡を

深く感情に刻み込んだ あなたの冷たい頬に

流れる涙の重さ 僅かな愛を

この星空に籠めた願いは いつか消え去り

生命は 虚ろな未来を進む 

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