いつまでも あの蒼空は遠い存在で
いつまでも 震えるこの手は あなたを掴めないまま
寄り添って 手を繋いで 微笑い合った
総てが真空で 緊張していく身体
愛がほとばしる 嫌がる心は 満たされない
あなたの表情は 虚ろなまま
わずかでもいい あなたの手に触れたい
どこまでも 深海は音も無く 沈んでいく
光りの無い場所で 空気の澄みやかさも
あなたの鼓動の反響も 総ては闇の中
愛を求めて 抱きしめた
流れる涙の訳を 探し続けて
あなたの額に 紅い傷を刻んで 見つめていたい
どこまでも深い 深海のような静けさの中で
愛を交わし続けていたい
濁った水の中で 窒息していく 夢の中
あなたの声がする場所を 探していた
握りしめていた わずかな心臓の鼓動も
小さく揺れる焔のように 侘しい姿に変わる
まるで跡形もなく 消えて行きたいと 願うように