汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

さよならを繰り返し続ける

2012年04月23日 | 初期中期の詩

嬉しそうな その瞳 あなたの声

蒼空を見上げた 遥か彼方を 駆ける星

あなたを見つめて 涙が 溢れてきた

 

遠くに響き渡る 音は さざ波の声音

寄せては返す もう戻りはしない 

時空を廻る 光の波のように

 

愚かでも あなたは優しく 瞳を潤ませる 

どこまでが感情の行く場所なのか

愛は醒め行く夢のように 二人を包み続ける

 

行く末の 結末を感じた 星空の運行

決して振り返らない 恥ずかしい気持ちを押さえて

云ったさよならを 心の中で 繰り返し続けた

 

擦れ違う 夢想の中では 解っていた

あなたは小さな手で 星を掴もうとしていた

遠くに聴こえる 幸せの鳴る 水平線の向こうを

 

小さく頷いて 微笑みかけた 

あなたの唇が微かに 震えている

壊れかけた愛をかばう 小さな手

染み渡る寂しさを 胸に抱えたままで

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ただ揺れて愛を探す

2012年04月23日 | 初期中期の詩

憂い 言葉を紡ぐ 優しい瞳

華やかな 喧騒の流れ 美しい詩

わずかな揺らぎの中で 光は満ちる

 

永久を描いた この胸の鼓動 

愛は虚ろに あなたに微笑みかける

その優しい瞳 やがて還りつく 宇宙の鼓動を聴いた

 

意味もなく ただ静寂の中に居て

不思議なものを見つけた 還りつく場所

華やかな 喧騒の流れに 愛は帳を迎える

 

無秩序な世界の 小さな世界に生きる

あなたは遠くの星の人 愛を求めた 淋しさ雨に

胎動する 宇宙を廻る光のように

ただ揺れて 愛を探す

 

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みやすけの詩 夜想詩

2012年04月23日 | 初期中期の詩

深いところで 響きあう音

反響する闇 さざ波の音 揺らぎ

小さな幸せの 星空のような 安らぎ

 

ほんの細やかな この愛のために

いくつもの涙が 地球上を流れた

ほんの細やかな この愛のために

あなたは小さく溜息を吐いて

自分を傷つけ続ける 細やかな愛のために

 

涙は流れ 星空は鼓動する

波は穏やかなまま 時空に響く愛は

この星に 悲しみを植え付ける

揺れる 生命が生れ あなたに出逢った

果てもない宇宙のさざ波に乗って

この地球に降り立った 震える手

僅かな食料と 水を手掛かりに

愛は鼓動を始める

 

小さな掌で 必死に掴もうとした

降り続く雪 偶然は廻り 必然へと辿り着く

未知の世界へと 飛翔する勇気もなく

枯れ行く葉のように 侘しさを抱えたままで

声は震え 涙は溢れ 星空は廻り続ける

 

生命の始まりは 遥か遠く

物語は始めから 終わりまでの道のりを

描いていく

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