汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 不純

2009年01月13日 | 初期中期の詩

オトコってのは
不純の目がいつもそばにいる

そんな目もなく
本当に純粋に
あなたの姿を愛せたなら

僕はいつも
あなたを抱きしめ

いつまでも
安らいでいられるのに

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みやすけの詩 くも

2009年01月12日 | 初期中期の詩




僕も連れてっておくれ

有限で無限の奥行きを持った空

点在する雲に銀河

ただくるくる回る石の塊の表面で

今日も歌を口ずさむ

今は形があるが

そのうち楽になるさ

そう思って眺める冬の雲
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みやすけの詩 大きな背中

2009年01月11日 | 初期中期の詩
いつの間にかあこがれていた

あなたの大きな背中

僕は一生懸命に追いかけて
あなたに触れてみるけど

どうだろう

触れている感覚はしない

果たして触れているのかも分からない

大きな背中のあなたは

実は遥かに遠くの世界で
微笑んでいるのですか

そして、僕がいつか
僕になれた時は

あなたの背中に
触れる感触を与えてくれるのですか
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みやすけの詩 言葉

2009年01月06日 | 初期中期の詩
言葉の誤ちの苦しみにもがき
真理を求め生きた屍と化した
人々は夜闇に彷徨う

自然は互いに生きる共同体
宇宙を見れば皆が繋がる一つの躍動
自然が教えてくれるのは
真理とは互いに一部分の連続体

言葉はその一部分を剥ぎ取り
それらは互いに反発しあう
そして矛盾の中の僕らがいる

悲しみの世界で抱える苦しみに
惑い、泣く人々
自然の営み、僕らの苦悩に
明けない太陽はない

僕らが帰るその日まで
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みやすけの詩 意味とは

2009年01月05日 | 初期中期の詩

意味づけに
迷い、怒り、悲しみ、苦しみ
この世の非対称もどこまで真相か

逃れられないこの身体を
引きずりながら
迷宮を彷徨う

太陽はまた変わらぬ周期性の中にいて
自然も変わらぬ習慣の中にいる

増大に膨らんだ知性は
やがて体を捨てる

そして人間にはびこる魔物を捨てる
意味の中を抜け
ただ安心に揺られて過ごす
そのときの夢を見る
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みやすけの詩 真理とは

2009年01月01日 | 初期中期の詩

一生懸命つかもうとしても
指をすり抜ける水の如く

僕はあなたの頬をなでたくて
幾度と試してはみるけれど
あなたの存在を確認できなくて

切なる苦難の葛藤は
相手のいないシャドウボクシング

考える事が宿命の僕らは
狂乱の境面に触れてみるも
肌に伝わるのは
終わりのない無限の回廊

僕はあなたに逢いたくて
その願いは未だ叶わずに
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