健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

補習教育

2010-03-01 17:29:01 | 日記
大学の授業についていけない学生が問題になっています。これは、入学者選抜の方法が多様化し、学力試験を課さない対応の入試、AO入試や推薦入試の割合が高くなっているからと考えられています。私立大学では、入学定員の50%以上がこうした学力試験を受けていないがくせいであるというのです。そのため、各大学では学力不足を補うために補習教育を実施しています。補習教育の実施の割合は、私立大学で54%、国立大学で46%、公立大学で27%という数値であるというのです(YOMIURI ONLINE)。この補習教育の実施は入学後にというのが一般的ですが、入学後に実施している割合を見てみると、国立大学で80%、私立大学で59%、公立で40%となっています(YOMIURI ONLINE)。つまり、私立大学の多くは入学式の前から補習教育を実施していることになります。
入学者定員の約80%がAOおよび推薦入試による群馬社会福祉大学では、2010年度入学者から補習教育の態勢を整えたそうです(YOMIURI ONLINE)。入学前は12月から毎月1回大学に通わせ、英数国理社の5科目で学力試験を実施し、入学後には一般入試の入学者も含め、英数国の到達度試験に基づくクラス分けを繰り返し、高校修了時までの補習教育を徹底するそうです。こうした補習教育は、「学生には、計画的な支援が欠かせない。格差のある学力を放置したままで社会に出せない」、「試験や補習教育を通して勉強する習慣をつけさせたい」、「学生はみんな力を持っている。それを努力の中から再認識してほしい」という考えからだそうです。なるほどと思います。ただ記事にもありましたが、こうした補習教育は単位に認定しない課外授業のため、どこまで学生の意欲を維持できるか、授業の成果をカリキュラム全体にどうつなげていくかなど、課題も少なくないのです。
どこまでできるか考えて進まないより、思ったことを実施していくという姿勢と実行力が問われているのかもしれません。
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津波到達予想時刻にサーフィン!?

2010-03-01 05:37:09 | 日記
チリでの地震のため、1メートルから3メートルの津波が日本列島を襲うと警報が出され、各地で交通規制や避難指示・避難勧告などが行われました。日本列島への津波の到達時刻に若干のずれがありましたが、1メートルを超える津波も観測されました。今回は地球の裏側の地震でしたので、津波の到達までかなりの時間がありましたし、地球の裏側での地震は関係ないという雰囲気もありました。そのためか、あまり危機感がなかったようなことが起こったようです。津波到着時刻にサーフィンをやっていたり、避難勧告にほとんど従わないというような地域もあったようです。
少しおかしいですね。日本がおかしくなってしまったのでしょうか。指示が出ても従わないというのは、指示を出す人を信じていない?尊敬していない?????これではいざという時にどうなるのでしょうか。パニックになってしまうのでしょうか。
もちろん、50年前の津波で被害を受けた地域などはしっかりと対策を行ったようですが、被害にあわないと実感がわかないということでしょうか。社会としての成熟度の問題なのかもしれません。
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今日から3月 -オリンピックと事業仕分け-

2010-03-01 05:24:22 | 日記
今日から3月です。ブログデザインも一新しました。日本中が一喜一憂したバンクーバーオリンピックも今日で閉幕です。前回のトリノ大会と比べれば、銀メダル3、銅メダル2個という成績は上々と見てよいのでしょうか。以前にもコメントしましたが、国としてどのくらい強化費用を投じるかによってメダルの数は変わってくると思います。最後、スピードスケート女子パシュートで銀メダル。よかったですね。ここでも、金メダルをかけて戦ったドイツと強化費を比べると、日本の強化費は10分の1程度。もし、もう少し強化費をかけていれば、金メダルを獲得できたかもしれないのです。たられば議論は意味ないのでもうやめにします。でも、女子フィギュアスケートのメダルでもう終わりかと思っていたところで、最後の踏ん張り。よく頑張ったと思います。本当におめでとうございます。15歳の高木選手は競技に参加することがなかったためメダルはもらえませんでした。他の3選手が高木選手の首に銀メダルをかけて挙げていたのが印象的でした。次回そして次々回以降のオリンピックで、自らの力で獲得してほしいと思います。いや、きっと獲得してくれると思います。でも、日本としてオリンピック代表選手の強化をどうするか、しっかりと議論した方がよいと思います。きっと事業仕分けの対象となると思いますが、しっかりとした議論をしていただきたいと思います(まさか、もう仕分けの対象にならないなんということはないですよね?)。最後に、バンクーバーオリンピック日本代表選手の皆さん、本当にお疲れさまでした。
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