世界保健機関(WHO)が、従来の薬による治療が極めて困難な「超多剤耐性」(XDR)結核の感染が今年3月時点で、世界58カ国で確認されたと発表したそうです(時事通信)。XDR結核の感染者は推定で、年間2万5000人になるということです。また、XDRを含めた、薬による治療が難しい「多剤耐性」(MDR)結核の感染者は2008年で年間44万人、死者は15万人と推計しているとのことです。
かつて日本の「国民病」と言われるほど蔓延し、多数の患者が命を落とした結核。日本では患者数が年々減少していますが、他の先進国と比べると罹患率(人口10万人当たりの新登録結核患者数)は依然として高い状態です。どの程度高いかというと、2008年の日本の罹患率は19.4(対前年比0.4減)で、一応ここ数年は減り続けているとのことです。罹患率が10.0を超えると「中蔓延国」に相当するらしいのですが、まさしく日本は中蔓延国です。ちなみに10.0以下の「低蔓延国」の水準に達するには、あと10年ほどかかるらしいです。この19.4という数値ですが、約2万5000人が新たに結核患者として登録されているということらしいです。参考までに他の先進国では、2007年のデータですが、米国やカナダは約4、スウェーデン、オーストラリア、オランダは約5、フランス、イタリア、デンマーク、ドイツでも1ケタだそうです。英国あ比較的高く13.9というデータがあります(CBNews)。いずれにしろ、日本の罹患率は高い水準であり、さらに新たに超多剤耐性のXDR結核が蔓延すると大変なことになるかもしれません。
かつて日本の「国民病」と言われるほど蔓延し、多数の患者が命を落とした結核。日本では患者数が年々減少していますが、他の先進国と比べると罹患率(人口10万人当たりの新登録結核患者数)は依然として高い状態です。どの程度高いかというと、2008年の日本の罹患率は19.4(対前年比0.4減)で、一応ここ数年は減り続けているとのことです。罹患率が10.0を超えると「中蔓延国」に相当するらしいのですが、まさしく日本は中蔓延国です。ちなみに10.0以下の「低蔓延国」の水準に達するには、あと10年ほどかかるらしいです。この19.4という数値ですが、約2万5000人が新たに結核患者として登録されているということらしいです。参考までに他の先進国では、2007年のデータですが、米国やカナダは約4、スウェーデン、オーストラリア、オランダは約5、フランス、イタリア、デンマーク、ドイツでも1ケタだそうです。英国あ比較的高く13.9というデータがあります(CBNews)。いずれにしろ、日本の罹患率は高い水準であり、さらに新たに超多剤耐性のXDR結核が蔓延すると大変なことになるかもしれません。