2010年度予算案が衆議院を通過し、年度内に予算案が成立すると報道されています。つまり、子ども手当や高校授業料無償化、高速道路の無料化社会実験などの施策が実施されることが事実上決まったということですね。これまで何度となくコメントしてきましたが、これらの施策は本当に「今」必要なのでしょうか?今やらなければならないのでしょうか?
例えば、奨学金制度の問題があります。現在、国が実施している奨学金制度に給付型はありません。全て貸与型であり、無利子のものと有利子のものに分類できます。昨年度まで無利子の奨学金の対象学生数はほぼ横ばいで推移してきましたが、有利子タイプの奨学金を充実させてきています。そして、政権交代後の2010年度予算案では。給付型の奨学金制度の創設はありませんでした。「子どもは社会が育てる」という主張を通している政府与党ですが、高等教育(大学教育)には無関心なのでしょう。従来通り、有利子タイプの奨学金の充実が予算案に盛り込まれているというのです。これは、本当に学生支援になるのでしょうか。利子が低いといっても、借金には違いありません。ましてやこの経済状況です。いつ、リストラされるか、会社が倒産するか、分かりません。そういった状況で、学生時代に借金を抱え込もうとする学生がどの程度いるのでしょうか?もちろん、むやみやたらに給付型の奨学金を乱発しろというのではありませんが、どうも政府与党の政策の偏りが気持ちが悪いです。高等学校までは国が面倒みますが、あとはご自分でどうぞ!とうスタンスのように受け取れます。でないとしても、現在の大学生や大学院生にしてみれば、完全に政治から見放されています。そして、この状況が続くようなら、支給した子ども手当の多くはタンス預金などの貯蓄に回され、消費には回らないことになります。つまり、経済効果は全くないに等しいということになります。5兆円超のお金、日本国全体の予算の10%以上を占めるお金の使い方として、本当に適当なのか議論してほしいです。でも、もう駄目ですね。日本はギリシャのようになってしまうかもしれません。悲しいです。
例えば、奨学金制度の問題があります。現在、国が実施している奨学金制度に給付型はありません。全て貸与型であり、無利子のものと有利子のものに分類できます。昨年度まで無利子の奨学金の対象学生数はほぼ横ばいで推移してきましたが、有利子タイプの奨学金を充実させてきています。そして、政権交代後の2010年度予算案では。給付型の奨学金制度の創設はありませんでした。「子どもは社会が育てる」という主張を通している政府与党ですが、高等教育(大学教育)には無関心なのでしょう。従来通り、有利子タイプの奨学金の充実が予算案に盛り込まれているというのです。これは、本当に学生支援になるのでしょうか。利子が低いといっても、借金には違いありません。ましてやこの経済状況です。いつ、リストラされるか、会社が倒産するか、分かりません。そういった状況で、学生時代に借金を抱え込もうとする学生がどの程度いるのでしょうか?もちろん、むやみやたらに給付型の奨学金を乱発しろというのではありませんが、どうも政府与党の政策の偏りが気持ちが悪いです。高等学校までは国が面倒みますが、あとはご自分でどうぞ!とうスタンスのように受け取れます。でないとしても、現在の大学生や大学院生にしてみれば、完全に政治から見放されています。そして、この状況が続くようなら、支給した子ども手当の多くはタンス預金などの貯蓄に回され、消費には回らないことになります。つまり、経済効果は全くないに等しいということになります。5兆円超のお金、日本国全体の予算の10%以上を占めるお金の使い方として、本当に適当なのか議論してほしいです。でも、もう駄目ですね。日本はギリシャのようになってしまうかもしれません。悲しいです。