「案」ではなく「考え方」？

鳩山総理大臣が普天間基地移設問題に関して、３月中にまとめるのは「政府案」ではなくて「政府の考え方」だと、報道を否定したようです。どういう意味なのでしょうか？「案」ではないとすると、案が出てくるのはいつになるのでしょうか。その政府案について、沖縄県民や日本国民はただ聞かされるだけで、一方的に受け入れるだけなのですね。政府の専権事項であるから、政府が全て決めて実行する。文句は言わせない。と、言うことなのでしょうか。
でも、発言の意味がよくわかりません。毎回毎回言っていることが違うので、国民は何を信じればよいのでしょうか。もう、発言をやめるか、報道するのを止めていただきたいと思います。ある意味日本の恥になると思います。政治家の発言の重み、もう全くなくなりました。という歴史に名を残す総理大臣だと思います。でも、本当に何とかなりませんか？

隕石衝突が恐竜を絶滅させた

一時期、地球の支配者であったと考えられている巨大生物、恐竜。ジュラシックパーク、思い出します。その恐竜が何らかの原因で絶滅したのは皆さんご存じのことと思います。恐竜などが大量絶滅したのは、約６５５０万年前の白亜紀末と言われています。しかし、なぜ絶滅したのか、その原因は明らかになっていませんでした。隕石衝突説や火山噴火説などがありました。そしてこの度、科学雑誌サイエンスに恐竜絶滅の原因は「メキシコ・ユカタン半島に巨大隕石の衝突」であるという報告が発表されました。サイエンスという雑誌はネイチャーと並びインパクトが最大級の雑誌です。科学者としては、この雑誌に自分の研究成果を掲載してみたいと思う雑誌です。前述したように、これまで恐竜絶滅の原因については隕石衝突説の他に、火山噴火原因説などもあったらしいのですが火山噴火の影響は小さいと退けられたというのです。記事を直接読んだわけではないので詳細は不明です。
隕石衝突により大気中に拡散した大量の塵が太陽光を遮断し、光合成を行う植物などが死滅し、食物が減少、最終的に恐竜も絶滅に追い込まれたというのです。考え方としては、なるほどと素直に思えるような内容ですね。
でも、地球上の生物についてはまだまだ疑問が残っています。例えば、「昆虫」はどこからやってきたのでしょうか？あるいは何から進化したのでしょうか？こうしたこともいずれ解明されるのでしょうか？

沖縄県民が結果的に安心する形

普天間基地移設問題に関して、鳩山総理大臣が今日の参議院予算委員会で「沖縄と米国の理解をいただける案を３月の間にまとめ、交渉していきたい」と発言をしたそうです（YOMIURI ONLINE）。そもそも、普通に考えると沖縄県民と米国が共に納得できる案など存在するのでしょうか？米国は沖縄を外せないと思いますし、沖縄県民は県外移設という思いが強いでしょう。と考えると、とても両者が納得できるような案はありえないと思います。以前からコメントしていますが、鳩山総理大臣はあまりにも無責任で安易な発言が目立ちます。野党であれば、自分の思いをそのまま発言するのもいいかもしれません。それは、責任が伴わないからです。責任が伴わないというのは、実現しないということです。でも、政権与党の党首、内閣総理大臣という立場では、確実なもの以外は安易に発言すべきではないと思います。沖縄県民の皆さんが惑わされるのはもちろん、日本国民そして米国にも。「かっこいい」ことばかり言えない立場であることを、周囲の取り巻きの方が震源すべきであると思います。このまま４年間いくとは思いませんが、かりに４年間続いたら日本は大変な国家になってしまうような気がしてなりません。本当に心配です。