イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

3点を笑う者は3点に泣く

2006-10-24 05:49:02 | イーグルス
 レギュラーシーズン7週目の@TB戦はNFLレコードまであと1ヤードの62ヤードFGを貰って21-23で負けました。2週連続の残り0秒でのFG負けです、これで4勝3敗になり厳しい後半を考えれば2006シーズンがほぼ終わりました。
 
 結局Donte Stallworthは欠場しました、TBのカバー2を打ち破るのに必要なサイドラインへのロングパスを使う為のタレントを欠く事になりました。
 Donovan McNabbは試合後レントゲンを取ったようで、状態は悪かったようです。が、2つのINTリターンTDはそんなの関係無いMcNabbの判断ミスです。ショートパスをINTされたものはゾーンカバーのLB(取ったのはニッケルCBでしたが)はボールを見ているから低いパスは気をつけなければならないのを忘れた結果です。次は3ディープでサイドライン際にDBが居るのにそこに投げた事、3つ目は見て無いので分かりません。2つ目のはBarberが予想以上にディープまでくっついていったのが予想外だったのでしょうけれど、1個目のは3年前のNFC決勝の最後の最後に食らったINTとほぼ同じ形です。
 ゲームプランとしては悪くないものでした、インサイドのランが順調に出た事でこれまでの縦1本でしか進めないと言う訳ではなかったようです。Brian Westbrook,Reggie Brownも頑張っていました、取らせてヒットするゾーンカバーのショートエリアからRACを出しています。

 Carnell Williamsをある程度とめることに成功してパスを投げさせるように仕向ける所までは成功しました。ただ、要所のランを止められなかった事とBruce Gradkowskiがミスをしなかった事(合計104ヤードで仕事もしてませんけど)でオフェンスを崩壊させる所までは至りませんでした。オフェンスがターンオーバー連発でディフェンスをする機会が少なかった事も有りますが、215ヤードしか失っていないこの試合のディフェンスに責任は有りません。

 問題なのはゾーンカバーを読むのが下手なMcNabbが変化するゾーンカバーを読みきれ無かった事と、相変わらず無駄な反則が多いことです。特にリターンチームのホールディングが目立ちますし、Jerome McDougleの2重の反則はアホとしか言い用が無いです、投げられたフラッグを蹴るなんて本当に考えられない。こういうどうしようもない反則をするMcDougleは即刻解雇するべきだと考えます、こういうのが居るのはチーム全体に影響するでしょう。これまで1巡指名の期待に答えられなかったのはとにかく怪我が多いことでした、1年目は半分欠場3年目は銃撃されました。そういう意味ではまともに働いたのは2年目だけです、万全の状態ならばまだ仕事をするだけの能力は有ると思っていましたが、どうやら状態が良くてもスターターが務まる選手では無い様ですし、こういう馬鹿はチームから追放した方が良いでしょう。ただ、Freddie Mitchellが居た事がT.O抜きのプレイオフを勝つ事が出来ました、たぶんAndy Reidはこのまま使い続けるのでしょう。

 そして最大の問題は、またやったかと言う感想しかないハーフタイム前のタイムマネージメントです。残り8秒8ヤードの所でボールをスパイク、0-7でしたから当然FGを蹴るのだろうと思っていたらL.Jにパスを投げて2ヤード足りずにタイムオーバー、3点すら取れずに終わりました。何を考えているのでしょう、リプレイを見ればパスを取った後そのままエンドゾーンに倒れ込めそうな状況では有りましたが、次のプレイをする事は出来無いのですから投げるならばエンドゾーン内に居るターゲットに投げる他の選択肢は有りませんでした。インコンプリートならば時間が止まってFGを蹴るくらいの時間はあったはずです、Andy ReidはTD出来なくてもFGを蹴れると思ったのでしょうが、McNabbはそう考えて居なかったようです。もちろん、ここで3点取っていれば24-23で勝っていた、そういうものでは有りません。しかし、こういう時にしっかり点を取っておくことが出来無いのが今シーズンの負けに繋がっています。レッドゾーンでのターンオーバーもそうですが積み上げてきたものをあっさり放棄してしまう事が多すぎます、熟練されたベテランのチームから若返りをしようとしているのは正しいのですが、勝ち方を知っているベテランを大量に解雇した影響がこういう所に出ているのでしょう。

TB戦展望

2006-10-23 02:45:15 | イーグルス
 レギュラーシーズン第7週は@TB戦です、これまで1勝4敗のTBですが、先週はCINに勝っていますし油断は出来ません。

 ハンデは6点有利
 ESPN 8-0
 CBS 4-2
 USA Today 6-0
 TSN 9-0
 アウエイですが圧倒的に有利と予想されています、それほど楽に勝てるとは思えないのですけど。

 TBはこの試合の前に長年DLを支えてきたDT Anthony McFarlandをINDにトレードしています、CIN戦ではバックアップのEllis Wymsが2サックを記録していますが中央のランストップと言う意味で大きなダメージになるでしょう。
 カバー2を打ち破るには中央へのランを出してゾーンに散らばる事が出来無いようにする事とサイドライン際にロングボールを投げ込む事、3ディープへの変化をしてきた時にはTEがオプションルートでゾーンの切れ目に入り込む事の3点が重要になります。そういう意味では好調を維持しているShawn Andrewsの対面が弱くなった事で中央へのランが出る確率は高くなったと見て良いでしょう。Brian Westbrook,Correll Buckhalterの2人に中央へのランを連続して使って欲しい所です、最悪ランは出なくても良いです中央へランが来る事を印象付けれればMLBを下げた3Deepの形を取りにくく出来ます、そうなればサイドライン際へのロングパスが成功する事になるでしょう。
 Donte Stallworthが試合に出れるかどうか、この試合を楽に出来るか厳しい試合になるかを分ける事になるでしょう。ディープを2人でカバーをする事になるカバー2ではサイドライン際へのロングパスを防ぐ事は理論上無理です、Reggie BrownとStallworthが両サイドを駆け上がるような展開になればロングパス連発のオフェンスになる事でしょう。
 ランが出なかった場合にはMLB Shelton Quarlesを下げて3Deepの形を取り、Sgaサイドライン際のロングボールに対処する事になるでしょう、その場合はショートに4人ディープに3人とカバーが全く変わることになります。そうなった場合に緩くなったショートゾーンの新しいゾーンの切れ目を見つけるのはTEの仕事になります、L.J SmithとMcNabbのオプションルートでのコンビネーションははっきり言って期待したくないです・・・、息が合っていないというかルートとディフェンスに意識が行き過ぎるのか(ショートゾーンの切れ目に投げ込もうとする事でMcNabbのパスが更に速くなるのも一因ですが)L.Jのキャッチミス率が急上昇してしまいます。McNabb自身もディープに2人なのか3人なのかを判断する能力高くないです、何でそこに投げるのかと思うようなINTが有った時はカバーの判断ミスだよ思って良いでしょう。

 パスラッシュ対パスプロテクトですが、ブリッツが無ければ(カバー2にブリッツは基本的に無いですけど)Simeon RiceとTraの所だけが心配です。Riceは怪我で練習を休んでいましたが金曜日の練習には出たようです、Traも背中の怪我で万全とは言えないようでお互い怪我を抱えての試合になります。スピードで圧倒されるのは仕方ないです、ロングパスを狙った時に背後からサックを貰ってファンブルするのはTB戦のパターンでもありますから、Traはホールディングしても良いからサックだけは許さないようなプレイをする必要が有るでしょう。

 インサイドのランを出してからサイドラインにロングボールを投げ込む、今年のEaglesのオフェンスをやればオフェンスに大きな問題は無いと考えます。ディフェンスもランをしっかり止めればそれほど怖くは無いですし、ミスをしないようにしてここは確実に勝って欲しいものです。

Michael Lewisにはランサポートを

2006-10-22 05:46:13 | イーグルス
 Darren Howardは金曜日の練習を軽めに済ませましたが、これが怪我が悪化した訳ではなく怪我を予防する為の措置だったようです、負担を減らす為にもJerome McDougleのプレイタイムが増える事になるでしょう。Javon Kearseの負傷で得たチャンスも活かせずにいますが、Darwin Walkerによるとこれまでよりも良い動きをするようになっていると言う事です。
 NO戦で今シーズン初出場したSam Rayburnは良い動きを見せたようで今後もアクティブロスターに入る事になるようです、プレシーズンゲームではサックを量産して居たにも関わらずルーキー2人に追い抜かれてこれまで出場無しでした。DTのバックアップ争いが激しくなった事で1巡指名のBrodrick Bunkleyは苦しい立場になりそうです、NO戦の前に開幕戦以来Bunkleyのプレイタイムが減り続けているとするレポートが有りました、バックアップを多用してDL全体のスタミナを温存するJim Johnsonのシステムでプレイタイムを減らされると言う事は信用されて居ない事を意味します。Rayburnが今後もバックアップとして定着するようだとBunkley,LaJuan Ramseyにどちらかが試合に出場出来無い訳ですから、Bunkleyも奮起しなければなりません。
 McDougleはMiami、BunkleyはFlorida State出身ですから@TB戦は地元に帰る試合になります。Bunkleyはチケットを30枚ほど購入して友人を招待するようです、良い所を見せてくれると良いのですが。

 Carnell Williamsのランを止める事がディフェンスの目的になります、Jeremiah Trotterが常にマークする事になるでしょう。当然TB側はTrotter対策を考えている筈です、TE Alex SmithをTrotterの担当するゾーンに飛び込ませてパスディフェンスさせるように仕向ける事が予想されます。パスディフェンスを意識してランプレイの時の出足が鈍くなるようだとランが止まらなくなる危険が増す事になります、TEをカバーするDhani JonesとMichael Lewisの働きが重要です。
 出来ればJonesにTEを任せてLewisには得意のランサポートに専念させてあげたい所です。WRとCBのマッチアップは互角でしょう、Brian Dawkinsをフリーで残す本来の形になれば大怪我をする事は無いと考えます、Lewisを上がり目にセットしてランディフェンスに専念する事が可能だと予想します。スランプに陥っているLewisにとってこの試合がスランプ脱出のきっかけになれば良いのですが。

 すっかり若返ったTBのOLですが、特に右側2人は1巡2巡指名のルーキー2人が並んでいます、Mike PattersonとHowardがこの若手2人を打ち破る事がランパス両面で優位に立つ事に繋がるでしょう。
 ランを止める事でルーキーBruce Gradkowskiの負担を増やせばJim Johnsonの狙い通りと言う事になります。Lewisを上がり目にセットするEagles本来の形でランをしっかり止める為にもTEのカバーの仕方が重要になるでしょう、OLBのサポートに期待します。

Stallworth復帰

2006-10-20 23:13:27 | イーグルス
 TraとShawn Barberが練習に復帰しました、Brian Westbrook、Darren Howard、Donte Stallworthも部分的に練習に参加しています、TB戦には5人とも出場可能のようです。練習を休み続けているのはRoderick Hoodだけで、HoodはTB戦も欠場する事になりそうです。
 NFLデビュー戦になるかもしれなかったWinston Justiceですが、Traの復帰でTB戦でアクティブになるかは不明です。これまではバックアップのOLとしてCでゴールライン前ではFBでも起用されるNick ColeとG Scott Youngの2人がアクティブになって居ます。OTのバックアップはアクティブになっていませんが、Todd HerremansがOTのバックアップを兼任しているので、Traの怪我が再発した場合HerremansをLTに回してYoungをLGに入れる事になりそうです。そう考えればJusticeはTB戦でもアクティブにならないと言う事になります。Justice自身はいつでもNFLでプレイするだけの準備は出来ていると自信が有るようです、そろそろYoungを追い抜いてアクティブになっても良い時期でもあります。

 Michael LewisとSean Considineを試合で併用すると言う事になりそうです。幸いTBはTEのスターターAnthony Bechtが怪我で今週まだ練習に参加していないようです、そういう意味ではLewisでも大過無く過ごしやすい相手だとは思います。Cadillac Williamsのランを止めるのがまず最初の目的になるでしょうから、Lewisを多めに使ってニッケル時に入れ替わるような形になると予想します。少しづつConsidineのプレイタイムを増やして来年に備えていくつもりなのかもしれません。

 

Justiceデビュー

2006-10-19 00:28:04 | イーグルス
 1カ月練習を休んでいたDonte Stallworthが練習に復帰しました、と言っても練習前のストレッチだけですが・・・。ダウトフルからクエスチョナブルにグレードアップしていますから、状態が良くなっているのは事実のようです。StallworthはTB戦に出場したいと考えているようですが、今後正式な練習に参加できるかどうかで出場できるかどうかが決まる筈です、ここで無理をしてシーズンエンドと言うのは勿体無いですしもう一週くらい休んだ方が良いと思います。

 Traが背中の痙攣で練習を休みWinston JusticeがLTのファーストチームに入りました。Traの背中と言えば長年持病になっている箇所ですしオフシーズンに椎間板ヘルニアの手術を受けています。Andy Reidはただの痙攣であって持病の再発ではないとコメントしています、これが本当なら良いのですけどね。Justiceはこれまで全ての試合でアクティブになっていません、TB戦がNFLデビュー戦になるかもしれません。対面がパスラッシュ専門のSimeon Riceですからパスプロテクト専門のJusticeを起用するのも面白いかもしれません。

 かかとの怪我で苦しんでいるRoderick Hood、NO戦で太股を痛めたDarren Howordと首を痛めたShawn Barberが練習を欠席しています。HoodはTB戦も欠場するでしょうしBarberも無理に出場させる必要は有りませんが、Howordが欠場するようだと大きな戦力低下に繋がります。

 Brian Westbrookがプロバブルになりました、膝の状態が良くなったのでしょう。完治はしていないでしょうから練習で無理をすればすぐに再発する事になりそうですし、無理をしない程度にして欲しいものです。


 Stallworthが良くなっている事は朗報です、Hank Baskettにディープボールを追う能力が無いのが問題になっていますし(正確にはBaskettとStallworthを同じように使うのが問題なのですが)TB戦は無理でもその次のJAC戦で復帰してそのままバイウイークに入るようなシナリオが見えてきました。