静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

防災訓練

2016年04月07日 15時32分27秒 | 実習
入学式を終え、さっそく授業に入りたいところですが、その前にやるべきことがたくさんあります。
これは、昨日やった旗のたたみ方。
ご存じの方は少ないのでは?


今日は午前中に防災訓練、午後に健康診断など。

防災訓練は、消火器を使った訓練です。
これは練習用で中身は水ですが、操作は通常のものと同じです。


船の上でも火災は起きます。
しかも、消防車も来てくれません。
乗組員の判断と行動が命を守ることに直結します。

初期消火の重要性、火元の種類より使う消火器が違うことなどを説明しました。


ちなみに、東海地震では津波による被害が心配されますが、当学園の宿泊棟は4階建てで避難に十分な高さがあります。
いよいよ、週明けの月曜日から通常授業が始まります。
お楽しみに。
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いよいよスタート

2016年04月07日 15時32分27秒 | 学園行事
入学式も滞りなく終了しました...
私も学園スタッフとしては新入生なので、緊張しました!



第47期生の名前を読み上げると、みんな大きな声を返事をしてくれたのでうれしかったです。



来賓の県漁連会長、焼津市長から、若い漁業の担い手に期待を寄せる祝辞をいただきました。
新入生の「誓いのことば」は、希望者を募り、手を上げた人にやってもらいました。
積極的で頼もしいです。



そしていよいよ、学園生活が始まりました。
まずは、昼食です。
学園では教職員も一緒に寮の食堂で昼食をとります。
園長は生活当番の学園生と同じテーブルにつきます。
学園生は朝、昼、晩、この食堂で食事です。
実質的な寮生活のスタートですね。



実は私、伊豆の漁村出身ですが、中学から親もとを離れました。
静岡市内の山の上にある学校に入学し、寮生活を経験したんですよ。
その寮生活ですが、けっこう厳しかった。
起床直後に上半身裸で走ったり、夕食後は就寝まで学習時間が続いたり、週2回の大掃除があったり...
でも、一番いやだったのは、食べ物の持ち込みが禁止で、夕食後は食べることができません。
10時過ぎまで勉強時間があるので、中学生は腹が減るんですよ。

なお、これは私の寮生活ですので、お間違えなく。
当学園では、食べ物の持ち込みを禁止していません。
入学希望の方、心配しないでくださいね。


その寮生活ですが、学校生活だけでは見えてこない、人柄が見えてきます。
例えば優等生でも、寮では本を読むだけで勉強してなかったり。
学校では自信満々な様子でも、寮ではホームシックだったり。

そんな裏事情もわかりますから、寮生活ならではつきあいがあります。
第47期生も寮生活で人間関係を深め、一生の親友を見つけるものと思います。

私の場合、卒業後は全国に散ってしまったので、なかなか寮の友人と会う機会はありません。
しかし、学園の卒業生は県内の漁業に従事するので、同期生と会う機会はたくさんあると思います。

静岡県には「漁業士」と言う制度があって、リーダーとなる資質の漁業者を知事が漁業士に認定します。
毎年2月に総会で全漁業士が集いますので、そこで同期生と会うこともあるでしょう。

さて、厳しかった寮生活を書きましたが、実際には楽しく3年間を過ごしました。
規則正しい生活ですが、友人と同じ屋根の下で生活できるのですから。

今日から寮生活が始まる第47期生も、楽しく、明るく、1年を過ごしてもらいたいと思います。
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