静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

卒業生の見送り

2016年04月18日 13時10分48秒 | 27年度乗船実習
熊本で起きた地震は、多くの被災者がでています。
東海地震が想定される静岡県にとっては対岸の火事ではありません。
被災者の皆様が一日も早く、日常の生活に戻ることができるよう祈るばかりです。

今日のブログは、遠洋マグロ延縄(はえなわ)漁船の船員になった卒業生の見送りの様子です。

昨年度の卒業生なので、これが処女航海です。
当学園の後援会から、差し入れを渡しました。

学園の生徒諸君は、見送り人数の多さに驚いていました。
マグロ船1隻でも、補給物資や関連会社など多くの人々が関わっていることがわかります。

写真では分かりにくいかもしれませんが、甲板員等の多くは外国人です。

そんな状況ですから、日本人の船員は外国人を束ねるリーダーシップが要求されます。
船主さんから、学園生に期待の言葉をいただきました。

この船は、3ヶ月ほどの航海でメバチなどを漁獲する予定らしいですが、たくさんマグロを捕って、元気に帰港して欲しいと思います。


【延縄漁業】
長い幹縄(みきなわ)から多くの枝縄(えだなわ)が垂れ下がる構造で、枝縄の先に釣り針がついています。
マグロ延縄漁は浮(うき)延縄と言って、枝縄を水面近くに張ります。100km以上の非常に長い幹縄を使う場合もあります。

一方、沖合のキンメダイ漁は底建(そこだて)延縄を使い、深海に住むキンメダイを漁獲します。
コメント
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