静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

寮生活

2016年04月19日 13時22分18秒 | 学園紹介
当学園の特徴の一つは全寮制です。
寄宿舎料が不要なので、遠隔地からでも入学がしやすいと思います。

しかし、全寮制にしている理由は他にあります。

これは、漁業の世界に限らないかもしれませんが、せっかく就職してもすぐに辞めてしまう人は少なからずいます。
特に漁業では、漁船という限定された職場空間に長くいることになり、この状況に適応することが必要です。
今まで集団生活を経験してこなかった若者にとって、最初の試練になります。

このため、当学園では寮生活において同じメンバーと昼も夜も生活を共にすることや、集団生活でお互いを尊重し合うことを経験することが重要と考えます。卒業生を採用してくれる船主さんも、寮生活を経験してきたことを高く評価してくれています。
我々学園スタッフにとって、寮を運営することは大きな負担でありますが、漁船員を育てる環境として必要だと考えています。

起床した後は体操して、学園の周辺をランニングです。


ランニングのあとは、清掃して、朝食です。

規則正しい生活をしてもらいます。

そうは言っても、息抜きも必要です。当然、自習時間はありますが

寮での生活は、テレビを見たり、学友と語る時間もあります。


寮は、下宿やアパートと違って、いろいろなルールがあります。
それを守って生活することが、漁業者になる第一歩です。

【寮生活】
以前のブログに書きましたが、私も寮生活の経験があります。
寮では、学校生活だけでは分からない個性が見えてきます。

月曜から金曜まで風呂に入らないやつとか...
成績がトップクラスなのに、勉強をほとんどしないとか...
東大に進学したS君には、寝てる間に糊を頭に塗りつけられて、朝起きたら私の髪の毛が固まってたりとか...

47期生も、寮生活でお互いを深く理解して、漁師になってからも親交を続けてもらえればと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする