静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

卒業式の写真(各生徒のアップ)

2019年03月14日 08時54分13秒 | 学園行事

昨日、紹介しきれなかった写真をご紹介。
本当に、卒業のうれしさが表情にでています。

これはリハーサル風景。


知事表彰の賞状です。

各生徒の顔アップ。


そして、外にででの記念撮影など。


これから待ち受けるのは厳しい世界です。
みんな負けずにがんばって。
学園は卒業後も応援します!

Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
3月も見学会がありますよ。
詳しくはホームページで!

加えてお知らせ
3月16日に朝日テレビ系列で放送のごはんジャパン。
学園の47期卒業生(21才)が乗るサバ漁船が登場です。
こちらは全国放送ですよ!
https://www.tv-asahi.co.jp/gohan-japan/

 園長のつぶやき
今年の知事表彰を受けた人。
彼は今年度唯一の大卒で、インテリ。
実は、入学したときから、ちょっと心配していました。

なぜかというと、漁師は学歴を問わない世界。
大型漁船でも中卒の人はたくさんいます。
「やんちゃ」な人が多いんです。
その人たちとうまくやっていけるのか?

でも、1年間の寮生活で彼なりに、そんな人との接し方を学んだようです。
学園生で「やんちゃ」は少ないですが、彼とは思考レベルで大きな差がある人はいます。
そんな人と同級生として、どう付き合うのか?
彼なりに悩みは多かったと思います。
でも、確かな手応えをつかんだようです。

どんな人でも、漁師の世界に適応するのは簡単ではありません。
しかし、寮生活で、いろいろな生徒と暮らすことで答えを得ることができます。

寮生活は面倒だと思う人も多いでしょう。
でも、それだけの見返りがあるんですよ。


加えてもう一つ。
今夜は49期生も職員も楽しみにしていたものがありました。
このブログを見ていただいていた方は、お分かりになりますよね。
それがなくなり、とても残念です。

でも考えてください。
今年度の遠洋航海実習。
天候に恵まれず、航海日数は短縮されたし、カツオを釣る回数も少なくなりました。
特に漁師は自然相手の商売。
自分ではどうにもならないことは常におこります。
それを乗り越えて仕事をしなくてはなりません。

それとは別に、違法ドラッグの怖さ。
油断すると引き込まれ、自分の力で抜け出すのは困難です。
卒業生諸君も「対岸の火事」とは思わず、教訓として活かしてください。

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第49期生 卒業式

2019年03月13日 08時59分37秒 | 学園行事

49期生たちも、ついに旅たちの日を迎えました。
一年間、すごくがんばった人。
最後まで本気を出さなかった人。
多くの個性が集まりました。

まず、式典。

焼津市副市長、県会議員、業界のみなさんなどが来賓として参加してくださいました。

卒業証書の授与。
一年間がんばった証(あかし)です。

今年の知事表彰はこの人。
学園で初めて限定なしの海技士筆記試験三級機関に合格です。

卒業生代表の答辞は、すべての面で優等生だったこの人です。
親思いの心優しい性格です。

骨折で療養中の舎監さんも、松葉杖で駆けつけてくれました。

そして、恒例の写真撮影会。
49期生が全員そろうのは最後です。

胴上げがあったり、職員に抱きついたり...

みんな、卒業と漁業就業おめでとう。
子供のあこがれる、かっこいい漁師になってください。

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 園長のつぶやき
定員割れでスタートした49期生。
しかし、卒業は16人と定員20人なってからは最多となりました。
思い出すのがカッター遠漕。
練習段階から不満を言う生徒がなく、例年の二倍の距離を食事もとらずに漕ぎきりました。
これが象徴(しょうちょう)していたと思います。

47期生は31人の受験があり、そこから20人が入学。
学園きってのプラチナ世代と言われました。

とにかく明るかった48期。
実習ではおしゃべりが目立つなど、もう少しと言うところもありました。

49期は実習の取り組みもまじめ。
全員が「漁師になる」と言う気持ちが最後までぶれませんでした。
そして、心やさしく、愛されキャラが多くいました。

きっと、数年後には一人前の漁師に育ってくれると信じています。
みんな、折を見て学園に顔を出してください。

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三学期の大掃除

2019年03月12日 13時29分08秒 | 学園行事

49期生も学園を出る日が近づきました。
大掃除で学園をきれいにし、学び舎を50期生に引き継ぎます。

まずは宿泊棟。
この食堂も明日の朝食でお別れです。



そして教育棟。
勉強した教室も、もう使うことはないでしょう。



最後に実習棟と外回り。
前日の低気圧通過で松葉が産卵していましたが、排水口まできれいにしました。


これで残すは卒業式だけです。
卒業式の様子は明日のブログで。

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3月14日放送の「ピエール瀧のしょんないTV」
またもや漁業学園が登場です。
番組ツイッターにチラッと写真がでていますよ!
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3月16日に朝日テレビ系列で放送のごはんジャパン。
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 園長のつぶやき
明日は、来年度入学者の追加入学試験です。
すでに20人を越える合格者がいます。
でも来年度からは定員が30人にアップ
加えて、今年は入学試験を早めたせいで、試験後に入学希望者がありました。
そんな理由で、追加入学試験なんですね。

その定員アップですが、課題もあります。
学園の寮は40人定員で作ってあるので大丈夫。
しかし、見学で使うバスや実習船「わかたか」が生徒数20人を想定します。
水産高校の実習船も乗員枠があります。
職員の授業も、生徒数が増えたことに対応しなくてはいけません。

ですから来年度はいろいろチャレンジです。
目の前の課題を一つ一つ乗り越え、たくさんの生徒を育てます。

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海技士臨時試験の合格発表

2019年03月11日 09時11分26秒 | 日記

金曜日の午後に、最後の海技士筆記試験の合格発表をしました。
なんと三級航海の合格がありました。
4年連続で、年間2名の三級合格です。
四級合格も年間合計で6人となりました。
合格した学園の生徒は、3年後に口述試験を受験します。


講習生も合格発表を見に来ていました。
すでに必要な乗船経験がある「船舶職員養成講習会」の講習生。
来週は、続けて口述試験となります。

生徒も、受講生の悲喜こもごも。
まじめに勉強しなかった人は...残念でした。

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3月14日放送の「ピエール瀧のしょんないTV」
またもや漁業学園が登場です。
ぜひご覧ください!

 園長のつぶやき
このブログで何度もご紹介しているように、海技士免許は20トン以上の大型船で必要です。
学園の生徒は大型漁船中心に就職ですが、毎年、沿岸漁業に進むものもいます。
沿岸漁業は19トン以下の船ですから、彼らに海技士免許は不要なんです。
では、なぜ彼らも海技士の勉強をするんでしょう?
いくつか理由があります。

まず、海技士はプロの船乗りの資格です。
沿岸とは言え、海で働く以上は大事な知識となります。

二つ目、海技士試験という目標にチャレンジすること。
今まで、ほとんど勉強しなかった人ががんばります。
合格すれば、達成感が得られます。

三つ目、頭を使う訓練です。
まだ若い学園の生徒たち。
自分の力で学ぶ力をつけること。
漁師になっても、学ぶことだらけ。必ず役に立ちます

10年前なら学園の優等生だけが五級合格でした。
今や、五級は最低ラインです。
頑張る生徒が増えたことがうれしいです。

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太平洋島嶼国の大使が視察・・と大事なお知らせ

2019年03月08日 09時09分45秒 | 日記

「島嶼国」とは島国のことです。
だから日本も島嶼国。
今回の視察は太平洋のある島嶼国のうち、
 ミクロネシア連邦、トンガ王国、パラオ共和国、サモア独立国、マーシャル諸島共和国
の大使です。

聞き覚えのある国が...
そう、昨年のカツオ一本釣りの研修生がミクロネシア連邦です。
そんなご縁もあって、今回視察となったんでしょうね。

さて、大使のみなさん、静岡県に漁師の専門校があることに驚いたご様子。
海技士資格のことや、小型船舶操縦士のこと、女性の生徒がいるか、など熱心な質問をいただきました。
そして
「我が国の研修生も受け入れてもらえるのか」
と言うご質問も。


今回の視察、大使のみなさんの体格に小柄な私はビックリでした。


ミクロネシア連邦の研修生も乗る船が決まっているようです。
活躍を期待します!

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大事なお知らせ!
3月14日放送の「ピエール瀧のしょんないTV」
またもや漁業学園が登場です。
https://www.satv.co.jp/0300program/0040shonnaitv/trailer/
 タイトルも
  「卒業間近!漁業学園」
卒業を前にした生徒の様子が紹介されますよ。
「あっと驚く」内容あります。
お楽しみに!

 園長のつぶやき
しょんないTVですが、ロケまでは準備がたくさんあります。
生徒や職員へのアンケート、資料写真や動画の提供。
電話で各生徒への聞き取りもあります。
静岡の番組とは言え、製作会社が東京です。
このため、東京にいるディレクターの方とメールや電話でやり取りです。
そんなこんなで、テレビ局側のスタッフと学園の共同で作り上げた番組...
と私は思っています。

前回の放送ですが、テレビ局内での評判が良かったそうです。
果たして、今回はどうなるでしょうか。

漁師というと、多くの方は「浪花節」「演歌」的なものをイメージされるんではないでしょうか?
そんなことはないですよ。
ましては学園は厳しい環境ながらも、生徒は楽しくやっています。
バラエティ番組だからこそ、楽しい部分が表現できると思っています。

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