静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

平成30年度(第49期生)をふり返って 2

2019年03月20日 09時29分21秒 | 所感

話しは49期生に戻ります。
入学後に、さっそくロープワークの実習が始まります。
ロープワークを練習するとき、お馴染(なじ)みなのが、この光景。



実習棟にはロープワーク練習用の手すりがあります。
この手すりを使うんですが、問題があります。
 先生が生徒の手元を見にくい
 ムダにロープを力まかせに引っぱる生徒がいる
 先生を背にするので、見られていないと思っておしゃべりが増える
・・・などです。
私としても、「写真が撮りにくい!」と言う切実?な問題があったりします。

そこで、人数が増える50期生には別の方法でやります。
ヒントは「さば祭りのロープワーク教室」にありました。


実習棟で使うものを職員が自作しました。
実物は4月にご紹介します。

そして、「わかたか実習」。
初めてのときは、べた凪が多くなります。
それでも、毎年数名が船酔いダウンです。
なかには船酔い初体験でビックリする生徒もいます。


わかたか実習も、来年度から少し変わります。
それは船の生徒定員が20人となっているからです。
分割して乗船させるしかありません。
ただし、午後は風が吹いてくることが多くなります。
どうなるかなぁ?

ご質問のEメールはこちら。
学園の紹介はホームページでもやっています。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

 園長のつぶやき
昨日、4月からの給食業務を委託する業者さんが入札で決まりました。
今年度とは違いますが、一昨年にやっていただ業者さんです。
学園の給食は小学校、中学校の給食と違いがあります。
それは、業務委託費を県で負担していることです。
県の予算は年単位なので、毎年業者さんと新しい契約になるんです。

内情を言うと、県の予算も厳しいし、学園は生徒数が少ないので現場で調理してもらうのは割高です。
以前は一部の食事を宅配弁当にしたときもありました。
苦労は多いですが、作りたての食事を提供することに拘(こだわ)っています。
漁船生活でも、食事は一番の楽しみですからね!

そんな理由もあって、入札で無事に業者さんが決まると私も一安心です。
毎年、入札の日まで心配です。

業者さんが変わると、食事のメニューもガラッと変わります。
4月からはどんな食事を作ってもらえるのか?
私も楽しみです。

コメント
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