まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

真っ赤な納経帖・・。

2007年03月20日 | 歴史
 私たちの真宗の経典・・・は表紙が赤いのですね・・・。

 あるお坊さんが火事の中から・・・お聖典を守るためにおなかに隠して守った・・・という故事によるものだと聞いております・・・。

 お聖典・・というのはお釈迦さまの教えや・・・親鸞聖人さんの教えを書いたものであったのでしょう・・・。印刷技術もない田舎では・・・、そういったお経さまは貴重なものであったのでしょうね・・・。自分のおなかを裂いて、そこにお経本を内蔵して・・・命がけで守った・・・。

 そういう故事から・・・わたしどもの経典は赤いのですね。

 でも・・・、これは違うようです。四国遍路を重ねて重ねて・・・、そのご朱印で真っ赤になっておるのです。これを・・・「重ね印」というのですが・・・、二百回以上も回れば・・・、こうなりましょうか・・・。

 継続は・・・力なり・・・だと、思う、今日このごろです。

春遍路がさかんです・・。

2007年03月20日 | 民俗
 今日はいい天気になりました。でも・・・、気温はそんなにはあがらなかったと思います・・・。なんか肌寒い・・・気候でありました・・。

 こうして・・、気候が良くなるとお遍路さんが増えてくるようです。土曜・日曜は・・・納経所が込み合うもので、平日に・・・60歳台以上のかたがたが・・・お参りするようです。納経所は・・・お参りをした証拠に・・・ご朱印をいただくのです。それが・・・観光バスが三台も並べば・・・250人近いお遍路さんになるもので・・・、お寺さんも・・・筆を置く間もなく・・・汗だくで・・・ハンコ押しに没頭せざるを得ないのです・・・。ですから・・・、バスの添乗員も・・・、ドライヤーを駆使して・・・掛け軸の字を早くに乾燥させたり・・・おおわらわです。お先達さんも・・・そのあたりを考慮して・・、ご本尊の説明をしたり、お経をゆっくり目にしたり・・・、記念写真に時間をかけてみたりの調整です。

 お遍路も・・・産業なんだなぁ・・・と、思うですよ。

 で・・、最近はさぬきうどんブームだから、門前のうどん屋さんもあの手、この手・・・。

 どこから・・どこまで・・・って、線が引けないのもお遍路なのかも・・です。

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