まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

寝転んで 空を見ている 鬼の面

2014年01月31日 | 自然ありのままに

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。今日の気温はおかしなもので、夜中は15度、朝は11度、お昼が12度、夕方が7度と、右肩下がりの気温の変化。湿度はおなじく76%から53%と、これまた右肩下がり。風は3m程度の西北西の風。明日の2月1日は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 さて、今日は快晴で寒くもなく暑くもないので、久々に県立図書館に行ってみた。借りていた本の返却もしたかったし、あちこちと風景も楽しみたいものだと・・・。

 

 今日は平日ということもあってか、図書館内はゆったり・・・としていた。駐車場もガラガラだったし・・・。で、お遍路関係の二冊の本を返却して、あらたに「法話」関係の本を三冊借りた。少しは本職のお勉強もしなければならんなぁ・・ということで。

 

 で、立ち寄ったのはここ。ここと云うても分からんだろうが、松松平藩主の菩提寺である「仏生山法然寺来迎院」という、法然上人ゆかりのお寺である。

 

 その法然寺の「二尊堂」が、去る1月13日の夜19時35分に出火して、240平方mの建物が全焼した。建物は二階建てで、一階部分が通路になっていて、お堂の中を通って、来迎堂や藩主たちの墓地である「般若台」に向かうようになっていた。

 

 これが以前の二尊堂。天井には「飛天像図」などもあったのだが、消失した。宝物などは別棟に保管されていて無事。けが人などはいないが、失火・放火の両面から捜査しているらしく、警戒線が張られて立ち入り禁止になっている。そのニュースはこちら

 

 この法然寺では創建以来、はじめての火災だということである。惜しい建物をなくしたものである。

 

 で、今日のお昼はここになった。法然寺境内にある「竜雲うどん」という一般店。ここも久しぶりだなぁということで入ってみた。

 

 今日のおうどんはこれ。「牛と温泉たまごのつけうどん」で600円。右のおうどんを左下のつけ出汁につけて食べる。食べ終わったら、このつけ出汁を左上のご飯にかけて食べるというもの。

 

 その後、讃岐一の宮、「田村神社」に寄ってみた。来週2月3日に行われる「節分祭(せつぶんさい)」の準備ができているのかなぁと覗いたまで。でも、ここ。来るたんびに石像とか鳥居とかが増えている。これでもか、これでもかと干支の動物なんぞが置いてある。

 

 これが「八咫烏(やたがらす)」という三本足のカラスである。日本神話において、神武東征の際に、高皇産霊尊によって神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされるカラス(烏)である。一般的に3本足のカラスとして知られ、古くよりその姿絵が伝わっている。

 

 境内の梅もちらほらとつぼみや花をつけていた。春はそこまでだなぁという気になった。

 

 これは何かと問うならば、巨大な鬼の面らしい。黄色いモノがツノ、白いモノがメダマ。赤くて高いのが鼻である。これをどうやって使うかというと・・・、

 

 これは二年前のものだが、ここに「ひとがた」という紙に、自分の罪やけがれを移して、ここに貼り付けていく。最後にはこの鬼を「お炊きあげ」してお祓いをするものらしい。もちろん、ゲストを呼んでの豆まきも都合、五回も行われるらしい。鬼にとっては最悪の日になりそう。

 

 今日の掲示板はこれ。「本物の鬼は 人の面(めん)を被っている」というもの。誰しもそんなもので、やさしそうな人の顔だけれど、心の中は本物の鬼だらけだと思う。牛を食べ、豚を食べ、米を食べ、野菜を食べ、魚も食べる。子を殺す親もいれば、親を殺す子もいるし、体罰だ、いじめだと、平気で教え子を暴力でいじめる教師・・・。「ほんものの鬼は人の面を被っている」。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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