まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

晩秋の 風もしっとりと 濡れている

2015年11月08日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 丸亀地方は日本海を進む前線を伴った低気圧の影響で雲が広がり、夜遅くには雨や雷雨となる見込みらしい。気温は17度から25度、湿度は84%から69%、風は1mから2mの北の風が少しばかり。明日の9日は、湿った空気や前線の影響で雲が広がり、未明まで雨が降り雷を伴う所がある見込みなのだとか。

 

 昨夜は親父の会だとかで、私の兄弟家族と娘家族らとで食事会というか飲み会を楽しんだ。で、今朝は娘家族らが部活があるからということで7時前に帰ってしまったので、私もまた、丸亀に向かって出発をした。

 

 7時に我が家を出たら8時半には、この丸亀港に着いた。島に向かうフェリーは9時25分。約1時間ほどあったが駐車場に車を置いたりしている間にフェリーボートがやってきた。今回はしわく広島で歯科検診があるとかで10人ほどの歯医者さんや衛生士さんらとたくさんの医薬品などを持ち込むらしい。

 

 歯医者さんたちだけではなくて、介護用具屋さんやいろんな人が乗っていて、座る場所もないほどで、多くが立っている状況だった。このふれ愛祭りのために島に帰る人たちもたくさん乗っていた。

 

 運動場には、こうしたテントが張ってあって、おばさまたちによるバザーが行われていた。手前がビールや日本酒の販売。その奥がやきとりにおでん、さらにその奥がうどんの販売になっていた。右手ではお寿司の販売も行われていた。以前には集落ごとにテントを用意してバザーをやっていたが、今年は二つの集落で一つのテントになっていた。人口の減少を感じたことだった。

 

 おばさまたちもみんなに会えるので元気いっぱい。でも、めっきりと人数が減ったなぁと思った。

 

 10時からが開演だったようで、来賓の挨拶などが行われていた。観客の数も数えられるほどになった。

 

 これが、自治会長さんのお孫さんの作品の咸臨丸。これを出すというので、ついでに、我が家の咸臨丸も賑わいのために出品することになった。

 

 こういう形で空中展示にしてもらった。こうすれば、甲板あたりの工作の手抜きが見えにくいのと、ずいぶんとほこりが積もっているのが見えにくいためである。

 

 で、切り張りするときに、欄を間違えていたようで、ご丁寧に修正までしていただいていた。

 

 お昼は用意されたバザー券で、おうどんとお寿司をいただいた。昨夜は、生ビール・焼酎のお湯割り、日本酒、家に帰ってから二次会でまたも缶ビールを飲んだせいか、朝食を食べずに出たのに、おうどんが入らなかった・・・。ま、かろうじておうどんは完食できたので、お寿司は奥方へのお土産にする。

 

 玄関に立っているのはお地蔵さんだろうか、お坊さんだろうか、ひょいとして空海さんかも知れない。丸太の一木造である。

 

 写真を整理していたら、こんな人が写っていた。周りの人もびっくりぽんや!

 

 こんな懐かしい紙芝居。島案内人さんたちが作った島の昔話の紙芝居である。

 

 で、舞台の演技が終わると、14時前だったが、いっせいに撤収が始まった。組み立てるのも早かったが、片付けるのもあっという間にもとの体育館に戻ってしまった。

 

 今日の掲示板はこれ。「人間は耳が二つに口一つ 多くを聞いてすこし言うため」というもの。しかしのかかし、会議や集会などを見ていると、やはり日本人は議論が苦手なのかな、と実感する。何が欠けているのだろう。それは「聞くこと」である。お しゃべりな人は議論ができない。では何をしているのか。一方的な「発表会」である。自分の思いを伝えることにご執心のあまり、他人の言葉が耳に入らないの だ。結局人間が他者や異文化を理解できない根本は、自らの耳元と口先に問題があるのかもしれない。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたらいいね。


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