まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

迷い道 秋の日暮れの 速いこと

2015年11月28日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 高松市地方は寒気の影響で西部や瀬戸内側を中心に雲が広がり、雨の降っている所があった。気温は7度から13度、湿度は74%から56%、風は1mから4mの西北西の風が少しばかり。明日の29日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がる見込みなのだとか。

 

 今日は孫のなぎちゃんのテニスの試合だというので、朝の5時起きの6時出発で、屋島のなぎちゃんちに7時前に着いた。最近の6時というと、まだ真っ暗・・・。

 

 高松市亀水(たるみ)町にある「亀水運動公園」に着いたのは7時半。少しばかり早かったが、混雑せずに渋滞もなく到着した。大会は8時半だと言うことだったが早いことにこしたことはない。で、終わるのはお昼過ぎの2時か3時だというので、そんなには待っていられない。

 

 そこで、四国霊場82番札所の根香(ねごろ)寺に寄ってみた。でも、紅葉は散ってしまった後・・・。三脚を抱えたおじさんが一人、紅葉を探してカメラを向けていたが、そんなにいい絵が撮れたとは思えない。

 

 もみじの散った後は無残なものだ。人に踏まれ、風に流されて大地に帰るばかり。気温が下がってきたからか、お遍路さんの姿も三人、四人・・・。

 

 この真ん中の「斉籐一人」さんというのは、あの、実業家、「銀座まるかん」の創業者、観音信仰と経営体験に基づいた独自の人生観を持ち、それらを論じた人生訓・自己啓発に関する関連書籍などを出版している人だろうか・・・。

 

 それでは・・・ということで、81番札所の白峯(しらみね)寺に行って来た。これは、崇徳天皇の御廟の頓証寺殿。頓証寺殿は鼓岡の御所(木の丸殿)を移築したものといわれている。崇徳上皇崩御後、たびたび都で変事が続いた。そこで、上皇の霊を祀る御廟所が建てられ、速やかに迷いを断ち悟りを開く供養を行うところから「頓証寺」と追号されたという。江戸時代に入って、延宝八年(1680年)に高松藩主松平頼重、頼常公が大願主となって頓証寺殿、勅額門の再建が行われた。

 

 ここでは、イチョウの紅葉やもみじの紅葉などが見られたが、さすがにカメラマンの姿はなかった。やはり、「三脚はご遠慮ください」、「駐車は30分以内」の看板が立てられていた。ま、一般の方の目からすれば、「お寺は公共のもの」という意識があるように思う。だから、おへんろつかさのガイドでは、必ず、「お寺は檀家さんのもの、第二に住職さんのもの、第三にお遍路さんのもの、第四に私ら一般のもの・・・」とお話をしてから山門をくぐるようにしている。決して、お寺はテーマパークではないのである。

 

 こういう看板があっても、カメラマンは全く頓着しない。身障者用駐車スペースに堂々と車を停めたり、点字ブロックの上に平気で商品を並べたりするようなもの。若い頃には正義漢ぶって注意をしたが、もぐら叩きみたいなもので人が入れ替わるのだからどうしようもない。

  

 ここでも、西の風を受けて、ハラハラとイチョウの葉っぱが舞い散っていた。

 

 お弁当を食べる場所を探してあちこちしていて、ここでトイレ休憩になった。言うてはなんだが、ここのトイレは空いていて、きれいに掃除してあって使いやすいのだ。

 

 すると、「西日本の背負い運搬具コレクション展」という企画展をやっていた。私も一時期、こういうものを何個か集めたことがあった。

 

 しわく広島の背負子は、この右端のようにツノ(荷物を載せる爪)が長いのが印象的だった。わが家あたりの背負子はツノが30センチくらいなものだった。背負う物によっての違いなのだろうか。

 

 同じ背負子でも土地によってさまざまな形や工夫があって興味深い。これらは農具だが、お坊さんの背負子となると、これまた千差万別。

 

 五色台という山をウロウロしたけれど、もう行くところがない。弁当を食べ終わって、13時からはテニスコートを眺めていたが、風が冷たくなってきて、車で暖を取りとり・・・試合観戦。結局、17時までの待機になった。

 

 早くも水仙が咲いているのには驚いた。結局の薬局で、朝の6時にわが家を出て、夕方の18時にわが家に戻ったのだから12時間勤務か・・・。気分的に疲れた一日に成った。

今日の掲示板はこれ。「幸せになりたいならば、「あの時ああしていれば」と言う代わりに、「この次はこうしよう」と言うことだ。」という、スマイリー・ブラントンの言葉から。過去の失敗を悔いても現実は変わらないし、落ち込むことで行動ができない方がよほど問題である。気分を切り替えるために、冒頭のスマイリー・ブラントンの言葉を読んでみた。後悔するより、この次はこうしようと思うことで自分をポジティブに変えられるというものだ。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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