善然寺よもやまばなし

横浜の浄土真宗本願寺派(お西)のお寺です。
電話 045-741-2351
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お彼岸の入りですの巻

2006-09-20 | Weblog
「千年の闇も一本の燐寸(まっち)の光で破られる」法語カレンダーより
お彼岸がはじまりました。桜の花は南から咲き始め 徐々に日本列島を北上していきますが 彼岸花は一斉に「お彼岸ですよ」と咲くのが不思議でなりません。時期はお彼岸にドンピタリ偉いですねこの彼岸花は3年位前に九州の姉に頼んで庭の球根をたくさん送ってもらったのです。田んぼのあぜ道で咲くだけになんの肥料も手入れもいらずなかなかいいです






昨日住職は築地別院からちょっと空き時間にどこへ行こうかとお悩みの様子 映画を見るほど時間がないらしく では見てきて欲しいとお願いしたのが写真の「風神 雷神屏風絵」・・帝国劇場内の出光美術館にて 俵屋宗達(江戸初期)・尾形光琳(江戸中期)・酒井抱一(江戸後期)の3人の風神雷神屏風絵が展示中です。風邪薬のコマーシャルでおなじみですが・・ 「ちょっとよかったと」目を輝やかせて話す住職 特にそえぞれ同じデッサンで色も構図も同じらしいがお手本が俵屋宗達の絵だそうで それを光琳 抱一が模写したらしい フ~ン知りませんでした宗達のは国宝です本物だそうです。
「目は口ほどにものを言うというが 宗達の目が怖そうで一番いい」と言うんです宗達なんて呼び捨てにして・・兄弟みたい 酒井抱一のお墓は築地別院にあるのですが絵を実際に見たのは初めてだとも言っていました。
抱一は40歳の時に本願寺でお得度をされたらしいです。一見の価値有 私も行きたいお彼岸が終わるまで風神ちゃん雷神ちゃん待っててね~って お彼岸の入りにふさわしくないお話でした。