おはようございます。娘です。
先月中旬~GWの間にいくつか展覧会に行ってきました
開期が終わってしまったものもあるのですが・・・記録として書きます。
1.ミッフィー展/松屋銀座(※開期終了→全国巡回予定)
絵本やアニメーションで多くの人に親しまれている白いウサギのミッフィー(うさこちゃん)
その生誕60周年を記念する展示でした還暦だったのですね…!
第一版の原画、絵本制作の裏側、作者であるディック・ブルーナさんの油彩画、
そして様々なアーティストによるミッフィーアートなどなど。
子供から大人まで楽しめる展示となっていました。
ミッフィーの絵本は、ブルーナカラーと呼ばれる6色で構成されています。
シンプルな形、限られた色の奥には様々な世界が広がっているんだな~と感じる展示でした
これから全国に巡回するようです
http://www.miffy60-exhibition.jp/
2.若冲と蕪村/サントリー美術館(※開期終了→7月に滋賀で展示あり)
江戸時代の天才絵師、伊藤若冲と与謝蕪村。二人はなんと、同い年
ということで、生誕300年を記念しての展示でした。
同時代に活躍し、しかも一時期は近所に住んでいた!ということですが画風は全く異なります。
直接的な交友関係があったのか…という点については未だ不明だとか。
ですが、同じ画家の影響を受けていたり、共通の知人がいたりするそうです
若冲と蕪村に関連する人々の作品も交えながらの展示で、かなり見応えがありました。
が、人が多くて私は早々にギブアップ
若冲と蕪村の人気ぶりを実感した展示でした
3.大英博物館展/東京都美術館(6/28まで)
ロンドンにある大英博物館から選りすぐりの100点が来日しています。
200万年前~現代に至るまで、世界各地の品々を通して人類の歴史を辿るような展示構成になっています。
教科書で見たことのある作品があるかと思えば、「え!?」と驚くようなモノまで。
大英博物館の懐の深さを感じる展示でした。
私が一番驚いたのは、ガーナの棺(現代のもの)です。
http://www.tobikan.jp/exhibition/h27_history100.html
故人の生活や願望が棺に反映されるようで、とてもユニークな形をしていました。
ガーナのお葬式って一体どんな儀式なのだろう?と不思議です。
4.鳥獣戯画-京都高山寺の至宝-/東京国立博物館・平成館(6/7まで)
日本人なら誰もが知っている国宝・鳥獣戯画。
甲・乙・丙・丁の4巻と、断簡5つ…つまり全てが展示されるまたとない機会です。
前半は鳥獣戯画が伝来した京都・高山寺や高山寺中興の祖として知られる明恵上人(鎌倉時代に活躍)にスポットが当てられています。
会場となる平成館は、リニューアルによって展示ガラスが変わり反射が少なくなったり、照明も大幅に変えたそうです。
特に、最後の部屋に展示される鳥獣戯画のケースはガラス、照明共に新技術をふんだんに盛り込んでいるとのこと。
そんなことを忘れてしまうくらい違和感が無く、直接絵巻を観ているような印象を受けました。
そして、図録がものすごーく豪華でした
お値段もそれなりにしますが、中に使われている紙がちょっと驚くような質感だったのでぜひ一度触れてもらいたい図録です。
解説などもとても分かりやすく、一見の価値あり!展示を観るのに疲れたら、ぜひ館内設置の図録をご覧ください。
※平日でもものすごーく混雑しています ペース配分しながら見ないと、絵巻に辿りつく前に力尽きてしまいます
※展示は前期/後期で入れ替えがあるのでHPで事前に調べて行くことをオススメします。
それでは、更新が遅くなりましたが、本日はこれにて