梅雨が明けて暑くなってきた。
しばらくは熱中症にご用心である。
たしかに昔も日射病、熱射病はあったけれど、夏場のニュースになるほど多発しなかったような気がする。
外にいるならまだしも、家の中にいて熱中症になるのが恐ろしい。
高齢者が室内にいたとしても、真夏だから窓を閉め切っているわけでもなく、それなりに風通しをしているはずなのに、亡くなるケースも多いという。
熱中症は必ず防げる病気ではあるが、自分が気がつかないうちに、ひたひたとやってくる病気でもあるという。
熱中症対策として、自分の体感ではなく気温28度、湿度70パーセント以上になったら注意してください、といっている。
この「自分の体感ではなく」というところがポイントなのである。
若い頃は身体のセンサーも敏感だったから、自分の感覚を信じてよかったが、さすがに還暦過ぎにもなると、いまひとつ自信が持てない。
なので「自分の体感ではなく」といわれると、ドキッとする。
これからは午前中から28度を超えている日がほとんどだ。
となると毎日、午前中から熱中症には気をつけなくてはいけないということになる。
自分の体感よりも、やはり数字を信じたほうがいいのか。
熱中症対策として、冷凍庫に水を詰めて凍らせた小さなペットボトルを薄手のタオルにくるんで、首筋や脇の下のリンパ腺があるところにあてると体温が下がる。
不快な気分がすーっと消え失せて元気になる。
無理は禁物だが、間違いなくあとしばらく続く猛暑に立ち向かおうと、控えめに気合を入れていこうと思うのであった。
真夏に咲くサルスベリ
息の長い花がしばらく楽しめます。