「嫁が君」とは正月の季語であり、この句は正月の句である。「嫁が君」とは方言でねずみのことだそうだ。
養蚕が盛んな頃はねずみは大敵で、蚕まで食い荒らされる。そこで猫が登場してバランスがとれるわけだが、人間も「ねずみ、ねずみ」と言ってると、本当にねずみが顔だしそうだので、こっそり「嫁が君」とねずみのことを呼んだ。そこからきたらしい。そう金田一先生の本に書いてあった。
あの其角にも「あくる夜のほのかにうれし嫁が君」という句もあった。
養蚕が盛んな頃はねずみは大敵で、蚕まで食い荒らされる。そこで猫が登場してバランスがとれるわけだが、人間も「ねずみ、ねずみ」と言ってると、本当にねずみが顔だしそうだので、こっそり「嫁が君」とねずみのことを呼んだ。そこからきたらしい。そう金田一先生の本に書いてあった。
あの其角にも「あくる夜のほのかにうれし嫁が君」という句もあった。