武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

かて飯

2008年01月20日 | Weblog
今は大町市に合併して大町市八坂というが、まだ村だった頃。学校のそば畑で描いたものを版画にしたものです。
坂が多くて田んぼが少ないから、昔からそばは大事な食料であったのだろう。今はそれでお客さんを呼んでいる。
村の文化祭には「そば食い競争」などやっており、生徒が勝手に私の名前で申し込み、やむなく出場した。何枚食べたか忘れたが、そばが固まってしまい、それに水をかけて食べさせられた。味合うこともない苦痛の競技だった。

どこでも明治以前は米が主流であったが、用水路など作られておらず収穫も少なく、そば・ひえ・あわ・きびなどを混ぜた「かて飯」が主流だったのだ。