山車を曳く。すいすい行くと盛り上がらない。ああだ、こうだと時間をかけていくのが祭りかもしれない。
日にちのことで言えば、東京港区の芝大神宮というところの例祭は俗に「だらだら祭り」というらしい。十日間にわたってダラダラとやったという。現在は不明。娯楽が少なかった時代の産物らしい。
夕闇に灯篭の火が映える。飾られたのを見ると二ヶ所誤りがあった。まあ、いいかーーー
一昔、子どものことで相談にきていたお母さんが、明日から子どもはおいて祭りに行ってくるという話をする。何のことかと思えば、東京から来られた方で毎年、浅草のサンジャ祭りの神輿をかつがないと気持ちが落ち着かないとのこと。アッケラカンとしたお母さんだが、この間は子どものこと忘れて行ってきましょ。・・ということになった。
この間、子どもも息抜きができたかもしれない。祭りに燃える人間はいるのだ。