鎧のことを知りたくて源平の歴史本をみる。
源氏と平家の存亡史だ。平清盛が台頭してくるころは、権力の中心は皇室であった。武士が「実際は俺達が動かないと天皇も動けないのだ」と力を発揮してくる時代になるのだ。
平清盛像は一般的にワルの方である。「平家にあらずば人にあらず」とかのイメージがある。義経のようなヒーローを日本人は好きかもしれない。
平清盛の残っている直筆をみて品格にあふれ・・・・・このような文字を書く人は温和で、粗暴な性格でないと書いてあった。ま、歴史上の人物評価は色々あるかも知れない。
書かれた物がどちら側かでちがってくるのだろう。
「秋」といえば「飽き」に通じるので、古くから男女の情がさめることに「秋」をダブらせて和歌にしたりしている。平清盛が寵愛していた彼女がいたが、他の女性に目移りし元彼女を追い出してしまう。追い出された彼女は「・・・・・いずれか秋にあはではつべき」と詠っている。いずれは貴女も同なじ運命になるのよ・・・とか詠っている。