[概略あらすじ]
この絵ではじまると暗い話を連想するが・・・・一平君のお父さんが一年前になくなった。
絵の好きなお父さんは、よく鷹匠山にスケッチにでかけていた。その山のふもとに住むく髭面の熊さんと知り合いになった。熊さんも絵が好きなのだ。
※鷹匠山という名の山は結構あります。殿様が鷹狩をしたという由来です。あまり高くはな い山です。
会うたびに熊さんとお父さんは絵のことなど話し合って楽しい時間を過ごしたようです。
お父さんがなくなってから、熊さんは山に登りお父さんの一番好きなスケッチ場所でお父さんと「雲ってどうやって描いたらいいの」とかお話をしてるという話を一平くんに話してくれました。そこで
ある日、一平君は鷹匠山に登り、お父さんの好きな山の絵を一生懸命描きます。
それができた時、下の方から風がふきあげてきて、描いたばかりのスケッチをふきとばしました。そしてそのスケッチが雲の間に消え・・・・しばらくすると懐かしいお父さんの「一平会いに来てくれありがとう。このスケッチよく描けているね。もらって大事にしとくよ」
との声が聞こえてきた気がしました。